初めまして玄弥くん(1) ページ22
『なっ！？』
最初に目が入った光景は
実弥さんが炭治郎くんに
殴りかかった場面だった。
『意味分かんないんだけど…何考えてるのあの人…！！』
「善逸―――っ！！！玄弥を逃がしてくれ！頼む！」
「待ってくれ兄貴！！炭治郎は関係ない！！」
弟さんが叫ぶが実弥さんと炭治郎くんの
乱闘はもう止まらない。
私は急いで実家に帰らせて頂きますと
置き手紙を書き残し
善逸くんに連れてかれた
弟さんを追うことにした。
ついでに庭を飛び出た際に
実弥さんの顔を思いっ切り
踏んづけてやった。
クソ野郎が！！！
『善逸くん！！』
「ギャアアァ！？！？何！？誰！？」
『私よ！A！！』
「えっ！？Aさん！？」
善逸くんは随分足が速いようで
屋敷から結構離れた所で追いついた。
「えっ、なんでここに！？」
『話は後！君、大丈夫！？怪我してない！？』
「あ…はい…」
やっと顔をちゃんと見れた弟さんは
実弥さんとよく似ていた。
やっぱり本当に弟さんだ…
『私、Aって言います。こんな時にいうのもなんだけど実弥さんとは婚約していて、さっき屋敷の中での会話聞いちゃったの。ごめんね』
「……そう、ですか…すいません…色々迷惑かけて…」
「えええぇぇ！？Aさん、あの異常なおっさんと結婚するの！？！？嘘でしょ！？！？」
『普段はあんな事しないよ…。ちなみに実弥さんがおっさんなら私の事もおばさんって思ってることになるから一発だけ殴ってもいいかな？』
「イヤアァァアァ！！！なんで俺さっきから殴られ役なワケ！？」
『玄弥くん…っていうんだよね？これからどうするの？』
「…とりあえず悲鳴嶼さんの所に行こうかと…」
『あれ？悲鳴嶼さんと知り合いなの？』
「知り合いというか、世話になってるというか」
『そうなんだ、じゃあ一緒に行こう。善逸くんは一応戻らないとだしね。実弥さんと炭治郎くんがまだ乱闘してるから気をつけてね』
「もうヤダアァ！！！俺も連れてってえぇ！！」
『どっちにしろ荷物とか置きっ放しでしょ。この調子だとあなた達は稽古中断になると思う』
「それは助かるけど…ひえぇぇ…」
『大丈夫、大丈夫。もし何かされたら教えて！今度はさっきみたいに踏んづけるだけじゃ済ませないから』
「Aさんの殺気の方が怖いよお…」
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AYA - しのぶさん一回も出てないww (2021年10月10日 16時) (
レス) @page49 id: d9c298088e (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - ちびごん様≫コメントありがとうございます！ニヤけてもらえて嬉しいです！今後ともお付き合いくださると感激です！ (2020年5月29日 0時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん(プロフ) - 初コメさせてもらいます！毎回うわぁぁ！と思ったらニヤけまりして読んでます！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: de3300122a (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - 灰色サーモン様≫嬉しいご感想ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - あおい�桐輸笋△蠅�とうございます！頑張らせていただきます！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぎ丸 | 作成日時：2020年5月18日 7時
