【66】 ページ18
ミツside:
「ん・・」
パチッと目を開ける。
あれ? いつもと違う天井・・
横を向く。
ふ、藤ヶ谷!?
隣を見て心臓が飛び出そうになる。
へ?? 何???
上体を起こし辺りを見渡す。
ここは・・ ホテル??
部屋は明るくてベランダから日の光が射している。
朝?・・ だな・・
どうなっているのか頭を働かせる。
これは夢?・・
隣をチラッと見るけれどやっぱり藤ヶ谷だ。夢じゃない。
あ・・ 昨日は藤ヶ谷と・・ でも・・
なんで俺の隣で眠っているの??
帰ったんじゃなかったの??
一つのベッドに二人で・・ もしかしなくてもいっしょに寝てたの??
「う〜ん・・」
藤ヶ谷の顔を覗き込み頭を捻らせる。
ドキンッ!
藤ヶ谷が寝返りを打ち薄っすらと目が開く。
うわ!!どうしよう!?
「先輩・・・」
ムクッと起き上がった。
「おはようございます・・」
「お、おはよう・・」
俺と目を合わせるけれどピクリとも表情を変えない。
「体は大丈夫ですか?」
「う、うん・・」
「熱は下がりましたか?」
「へ??」
おでこに手を当てられて声が裏返る。
「大丈夫みたいですね」
「うん・・」
「よかった」
そう言ってニコリと笑った。
藤ヶ谷の笑顔を見て顔が緩む。
・・?・・
俺の頬に手を置いて藤ヶ谷の顔が近づいてきた。
え・・・
・・ドキン・・
おでこに柔らかい感触・・
唇が・・
そして肩に手が回り藤ヶ谷の胸に引き寄せられる。
・・ドキン・・ ドキン・・
藤ヶ谷の胸の中・・
どどど、どうしよう!?
「ぎゅる〜」
その時お腹が激しく鳴った。
「クス・・ 昨日のお昼から何も食べてないですもんね」
体が離れると笑ってこちらを見る。
「服を着替えて朝ごはん食べに行きましょうか」
「うっ、うん」
時計は朝の7時を回っていた。
「汗をかいて気持ち悪いからシャワー浴びてくるね!」
恥ずかしくて急いでベッドから下りバスルームへ入る。
服を脱ぐと肌着も何もつけていなかった。
そうだ、考えるのもしんどくてポイポイと脱いでこの服を着たんだった。
まさかバレた?・・
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ちゃかぼ(プロフ) - こんばんは!はじめまして、花のOLくらぶ大好きでいつも楽しみに待っています!ニカちゃんにもきちんと思いが伝えられて一安心。また更新楽しみにしています! (2016年11月2日 22時) (レス) id: 0038efa594 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はなび | 作成日時:2016年10月12日 22時