鈍感男に恋して（緑）

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結局、ソファに連行され

横に座らされ、ギュッと抱きしめられてる



どうしたんかな？最近
犬でも飼いたいのかな？


なーんてぼんやり考えて、おもわず




「大倉くん？」



大「ん〜？」



「犬好き？」


大「えっ？なんで？急やな‥好きやで、飼ってたし」笑


「最近こうやってギュッてしたり、匂いクンクンしたりするでしょ？疲れてて、犬でも飼いたいのかなって思って」


パッと離れ見つめる大倉くん
ニッコリ笑って


大「‥‥Aは犬飼ったことある？」


「ない〜」


大「犬の愛情表現いっぱいあるんやで？」


「え？そうなの？」


大「こうやってギュッとしたり」


ギュッと抱きしめる


「うん‥」


大「こうやってクンクン匂い嗅いで相手の調子をリサーチしたり」


パッと離れて髪の毛とか頬をクンクン


「あはは、うん」笑



大「‥‥‥あとは、こうやって」


そのまま頬にチュッと唇が触れる


「えっ‥」

ドキンってすぐに苦しくなる胸


大「キスするねん」


固まるわたし
いつもの思わせぶり、鈍感にしても‥これは


相当ズルいよ‥



「‥‥そうなんだね」


ようやく我にかえって



大「でも1番の愛情表現はな？」



ちょっと傾けて近づく顔

おもわず目をギュッとつぶる
チュッて今度は優しく唇に触れる感触



ドキドキそっと目をあける


ニッと笑って



大「口にキスやねんで？」



なんてアッサリ言うから



「‥そうなんだね、勉強になりました〜」



としか言えなかった


どーしよ、キス‥‥してしまった


頭も心もパンクしそうで
きっと顔は真っ赤なんだろうな？ってくらい熱かった

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