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響也くん
｢クラス...別々んなっちゃったね｣
｢ああ、ボクのクラスに至っては男しかいない...｣
顔を青くさせてクラス表を恨めがましく見つめる二人。二人は恋人同士の関係にあった。
｢折角二年は色んな行事があるのに...｣
｢キミがいないんじゃあ、張り合いもでないな...｣
とぼとぼと、｢響也くんと同じクラスになれなかった〜!!｣と嘆く女子生徒らの叫び声を聞きながらクラスへと重い歩みを進めた。
月日は流れ、文化祭。
絶対にステージを見てくれとせがまれ、体育館へと向かうAちゃん。改めて観客を見渡すと彼の人気は凄まじい。学校だけでは収まりきらず、他校からも何百人とファンが押し寄せているらしい。ラブソングを歌う彼に漏れ出る溜息は数知れず、この学校にいる全女生徒の視線を彼は釘付けにしていた。
ライブが終わり...
｢あのラブソングってさ、もしかして私に向けて歌ってたりする?｣
茶化すように問うAに、顔を真っ赤にさせる彼。つられてAも赤くなる。
今日は、別のクラスで良かったと感じる二人。
弓くん
｢なんっでAが一緒のクラスにいないんだよ!?｣
クラス表を指差す彼を｢まあまあ...しょうがないじゃん｣となだめるA。
Aと彼は小学校からの幼なじみ。違うクラスになったことはただの一度もなかった為、今回もきっと同じクラスになれるだろうと過信し過ぎていたのだろう。ぷんぷんとやさぐれて脇にある小石を蹴っている。
｢別のクラスでも、友達であることに変わりはないでしょ?いつでも会えるよ｣
｢それはまあ、そうだけど...だけど｣
納得のいかない様子の彼。いつものことだと腕を引き、お互いのクラスへ別れる。
翌日...
｢えっと、急で悪いんだけど...Aさん二組に転入してもらうことになったから｣
｢何で!?｣と驚くAに｢おお!やったなA!｣と嬉しそうに笑顔を見せる彼。
｢私も良く知らないんだけど...理事長から言われたことには逆らえないわ、ごめんね｣
｢まあいいですけど...｣
冷や汗をかく二人は昨日彼が父親に｢Aと違うクラスだった｣と泣きついていたことを知らない。
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磯貝に食べられそうな金魚(プロフ) - 夜凪亜蓮さん» わわ、私の作品を読んで貰えるなんて嬉しすぎますっ!!夜凪さんの作品はほんと、魅力があっていつも楽しませてもらってます……！ (44分前) (
レス) id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
夜凪亜蓮(プロフ) - 磯貝に食べられそうな金魚さん» ありがとうございます···こちらこそ、いつも楽しく金魚さんの作品を読ませていただいてます! (5月9日 7時) (レス) id: 02b29be1a2 (このIDを非表示/違反報告)
磯貝に食べられそうな金魚(プロフ) - いつも作者様のヤンデレ短編に癒されてます…！ほんとその文才力が羨ましいです！ (5月8日 23時) (レス) @page46 id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
夜凪亜蓮(プロフ) - 磯貝に食べられそうな金魚さん» ありがとうございます!逆裁キャラはゲーム上手い人少なそうな印象... (4月2日 8時) (レス) id: 02b29be1a2 (このIDを非表示/違反報告)
磯貝に食べられそうな金魚(プロフ) - ゲームしてる時の皆の反応が可愛いかったです…！もうとにかく可愛いで埋め尽くされました…… (4月1日 23時) (レス) id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜凪亜蓮 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chihiro0521/
作成日時：2024年2月5日 17時
