五十五時間目 睡眠の時間 ページ5
｢ここです｣
｢きっったな!!いつもこんなとこで寝てんの...!?｣
自信たっぷりにショッピさんが案内したのは我々師団。ほこりっぽい。物が散乱してる。
もう駄目だあ、お終いだあ...
｢いや案外ここ日当たりが良いんですよ。特にこの団長の席辺りが...｣
｢はー、騙された...帰る...!｣
｢...それに、僕にはこの特別な寝具がありますから｣
もう駄目だと思った矢先、ショッピさんが出したのは寝袋。おお、ハイライトの無かったアガレスさんの瞳に段々と光が宿っていく!!
｢どうですか?ここはひとつ...等価交換と、いこうじゃありませんか...｣
ゴクリと息を飲むアガレスさん、けれど根本的な解決にはなってなくないか?
｢あの、いくら寝具の質が良くても、環境を改善しないと意味ないんじゃ...｣
｢うん、こんなほこりっぽい所で寝らんない。いい寝具が勿体ない!目があるね｣
お、私褒められた?アガレスさんは自分で案内すると言い、私達をどこかへ連れて行った。
｢良い睡眠は良い環境から!｣
｢ここは...?｣
案内された場所は、前に入間が咲かせた桜の木の下。
｢は〜、快適...ピンクのふわふわも近くで見られる絶好の昼寝スポットだよ。あっちの屋上は騒がしくて寝られたもんじゃないけど、こっちの木の下はなかなかオツなもんでしょ｣
｢なるほど、いいですね。しかしもう少し落ち着ける場所でないと...｣
突撃、フワリと良い香りがした。
香りの元は、アガレスさん?
｢!この匂いは...アロ魔!!｣
｢それも、リラックス効果のあるやつね。これがあれば緊張感もなくぐっすりできるよ。自分の寝床は自分で考えなくちゃ。｣
とても用意が良い!!さすが、睡眠にかける情熱がずば抜けているだけある。
｢...いいですね。となると欲しくなるのは、やはり...｣
｢!ホットミルク...!!｣
｢冷えや空腹は睡眠の妨げになりますからね。ここに来るまでに、買っておいたんですよ｣
｢お前、わかってるじゃん...!｣
アロ魔の良い匂いをかいで、ホットミルクを渡され、とても良い雰囲気ではあるのだが...
｢あの...少しいいですか?｣
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桜苺(プロフ) - こんな神ってる小説見たことないですっ！！めちゃ面白いですし、キュンキュンします！無理せず更新頑張ってください！ (2022年10月16日 8時) (
レス) @page36 id: 824dea89d1 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月25日 8時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
グレント(プロフ) - 若菜さん» キュンキュンしていただけてありがたいです!続きはもう少しお待ちください... (2022年4月18日 6時) (レス) id: b8578ed69b (このIDを非表示/違反報告)
若菜 - めちゃくちゃキュンキュンしました！ありがとうございました🙇 (2022年4月17日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 早く続きが見たいです。よろしくお願いします🙇 (2022年4月17日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グレント | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chihiro0521/
作成日時：2022年1月23日 17時
