七十一時間目 大食いの時間 ページ21
『只今、デビルビーフ666人前大食いチャレンジ開催中ー!胃袋自慢は奮ってご参加くださーい!!』
今日は珍しく1人で食堂へと来た。
またクララちゃんが何かやらかしたそうで、アズと入間は巻き添えとなりカルエゴ先生に説教中なのだ。なお、私はこの前のモフ×トン事件で説教に巻き込まれる事は無くなった。ラッキー!
それにしても...
「あんなん食う奴いねーだろ...誰が食うんだよあんな」
「参加しまーす☆」
知 っ て た
うん何となくはわかってたよもうこれでフラグ立ったんだろうなってここまではわかる。
でも、でもさあ...!!
「何やってんだよシャオロンてめえ!!」
何で私も参加する事になっているのかなあ!?
シャオロン達が参加者登録をするのを見て見ぬふりして素通りしようとしていると、突然腕を引っ張られ私も参加する事になってしまった。はあ?
本当にふざけんな。
「ごめんなあこの前の使い魔の時から今回まで」
「トントンはいいんだよ、問題はシャオロンだ」
はあ、もう本当に...嫌な予感しかしない...
『え〜それでは、我々チーム...大食いチャレンジ、スタート!!』
私達の前には肉をふんだんに使った肉料理が置かれている。
美味しそうではあるが、666人前を5人(+1匹)で食うとか1人で111人前食べる計算だぞ?
出来るわけねーだろんなもん。
と最初は思っていたのだが、なるほど、これはもしかするといけるかもしれない。
「うおおおお!?あそこのチームすげえええ!!」
「特にあの2人!!と1匹。食う量も速さも尋常じゃねえ!!」
「これは666人前完食するんじゃないかー!?」
そう。私は彼らと食事をした事は無かった。
彼らを見くびっていたのだ。こんなにいっぱい食べられるのは入間だけかとてっきり...
でも確かシャオロンってとにかく目立ちたかったんじゃなかったっけ、生徒会がなんとか言ってたし。
「ほら言わんこっちゃない!アイツらばっかり目立っとるやないか、どないすんねんシャオロン___」
大先生が言葉をとめる。それはシャオロンがにやりと不敵な笑みを浮かべたからだ。
もしかして何か秘策が___?
私達は緊迫感の中じっとシャオロンを見守る。
すっとフォークを動かして肉を口へと運び、時々ナイフでステーキを小さく切り、そして...
「あ、すみません。魔茶ください」
シャオロン、一人前完食___
「シャオちゃんっっ!!?」
「認められるわけねえだろこんなもんっっ!!!」
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桜苺(プロフ) - こんな神ってる小説見たことないですっ!!めちゃ面白いですし、キュンキュンします!無理せず更新頑張ってください! (2022年10月16日 8時) (レス) @page36 id: 824dea89d1 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!出来たら全員のキャラに愛されたいです!(恋愛的に)無理せずに頑張ってくださいね! (2022年9月25日 8時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
グレント(プロフ) - 若菜さん» キュンキュンしていただけてありがたいです!続きはもう少しお待ちください... (2022年4月18日 6時) (レス) id: b8578ed69b (このIDを非表示/違反報告)
若菜 - めちゃくちゃキュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年4月17日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 早く続きが見たいです。よろしくお願いします🙇 (2022年4月17日 18時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グレント | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chihiro0521/
作成日時:2022年1月23日 17時