希望の幼馴染は塩対応2【BTS】

回想 _打ち明ける夜3 ページ26

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(TH side)



ソファに埋めた顔をあげると、

ジミナが笑っていた。



TH「どうしたの？」

JM「へへ、懐かしいこと思い出しちゃった」

TH「もしかして、ヌナ少年団の日？」

JM「そうそう」



俺たちがヌナへの特別な気持ちを吐き出して認め合った日。俺は今まで蓄積されてきた小さなモヤモヤと不安が全部飛んでいった。

そんなことさえ嬉しかった俺は、すぐ七人のカトクグループを作った。名前どうしよう、なんて思ったけど、思うがまま"ヌナ少年団"にした。わかりやすいでしょ？



JM「僕たち、ずっと一緒にいるね」

TH「そりゃそうでしょ、ジミナまで今更なこと言ってる」

JM「ヌナの敬語発言から、こんなこと思い出すなんてな〜」




ジミナは柔らかい顔をしている。


TH「でも気をつけなきゃー」

JM「何に？」


日々少しずつスキンシップが増えてきている俺たちとヌナ。あーん大作戦から始まり、ジョングガなんてキスしちゃったし、この前のポッポ野郎の一件があってから、俺はヌナに触れたいという気持ちと独占欲が膨れ上がってきていた。


それはカトクでも話しているし、この前ヌナの看病をしたジミナはたぶん、今のところ誰よりもこの気持ちを理解してくれるだろう。



JM「頑張ろうね、僕たち」

TH「...そうだね」



ヌナを傷つけないために

俺たち皆が願っている、最後の最後まで一緒っていう夢を叶えるために


TH「今はこれで我慢しなきゃね」

JM「今はって(笑)」


素直な俺にジミナはふんわり笑う。





JM「もうヌナに会いたくなってきちゃったね」


確かに、考えているだけで、会いたくなってくる。



TH「ねえジミナ」

JM「？」



だから今日はさ、





TH「ヌナとジョングガの部屋で寝よう！」

JM「よしのった！」









JK「ヒョン？」

「ん、？」


ヌナの顔を眺めていたのか、バリバリに起きていたジョングガと、もう半分寝ている可愛いヌナ。




TH「今日は一緒に寝よ！ヌナ！」

JK「へ？いやいや何言ってるんですか」

「ん、」

JM「ヌナいいって」

JK「それ返事じゃないんですけど」


TH「ヌーナっ」

ヌナの隣に潜り込んだ俺に続いて、ジミナも反対側に寝転ぶ。


JK「は？俺は？」

TH「自分のベッドで寝なさい」


JK「...そんなの許しませーん！！(どしん)」

TH/JM「ぐええ」


「うっ(白目)」


俺たちの上に飛んできたマンネの重さに気絶しちゃったヌナを眺めながら俺は目を閉じた。






おやすみ、


俺たちの大好きなヌナ。

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