あの日の約束~Red~ (ページ5)

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丸「Aー！」

A「なーにぃー？」

丸「今日一緒にかーえろんっ♪」

A「ごめん！委員会で今日一緒に帰れへんねん…」

丸「残念やなぁ…じゃあまた明日な！」

A「ばいばーい」

私は1人残って委員会の仕事を終わらせる。

A「やばっ、めっちゃ暗いやん！」

辺り1面暗かった。
そんな中1人で帰っていた。

A「はぁ…」

家まで歩いて30分掛かる。
私は自転車に乗れないので、登校はいつも歩きだ。

？「あの…」

いきなり声を掛けられてびっくりする。

A「は、はい！」

？「そんな、驚かんでも笑あの、ここら辺でAって子知りませんか？」

え…。
誰…何故私の名前を？しかも、前に見たような…
…もしかして、誘拐！？

A「だ、誰ですか！？何の用ですか！？」

渋「あ、いや。俺、渋谷すばる。昔遊んでた子の名前で、もう引っ越したかもしれへんのやけど、…」

A「Aは、私です…。誰…」

渋「覚えてないか…。お兄ちゃんのこと忘れた？いや、もうおじさんか笑」

ふはっ、と笑っている人はお兄ちゃんの姿と全く一緒。
結婚しよって約束してくれた。あのお兄ちゃんと一緒。

A「お兄ちゃん…？」

渋「そやで。久々やな。A、こんな美人になって笑」

嘘やん…お兄ちゃん…会いたかった…お兄ちゃん…

A「お兄ちゃん…うわぁーん！」

泣きながら抱きついてしまった。

渋「お前アホやな笑昔っから変わらんな笑」

お兄ちゃん…大好きなお兄ちゃん