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『ここは私が気に入ってる庭園だ。あそこにいる羊の獣人が手入れしている』
『ここが王立図書館だ。管理してるのは妖精なんだが気まぐれでいることが少ない今日は来てないみたいだな』
『あそこは国で一番大きい湖だ。人魚が住めるように海水も混ぜて魔法で保存している。好奇心旺盛な人魚の子供もいるから引きずり込まれないよう気をつけろ』
『あそこの塔でこの国の魔導工学の研究をしてる。研究好きの変な人間が多いが話してみると良い奴ばかりだよ』
それとあそこはと女王の気に入りの場所を教えられる
妖精、獣人、人魚、人間
鎖国国家とは思えないほど多種多様な種族が集まっている
それに紹介する女王の表情や周りの人間を見てもそこに差別や偏見などはないようだ
レオナ｢いい国ですね｣
思わずそう零した
差別や偏見もなく争いもない
お互いがお互いの違うところを尊重しあうそんな国
こんな国があるのかと本心でそう言った
『そうだろう。私の国だからな』
女王は振り返りレオナへ向けてにひっと嬉しそうに笑った
その笑顔はこれまで見た慈愛の笑みや妖艶な笑みでもない
ただ褒められて喜ぶ無邪気な少女のような笑顔だった
16歳、レオナのひとつ上の彼女は自国を治めている
自分の国が一番ということを揺るぎなく信じそうあるべき努力をしている
この人には……この方には一生叶わないのだろう
風に揺れる濡れ羽色の髪
ピクピクと楽しそうに風の音を拾う耳
美しい女王の隣にいつか俺は立つことになる
レオナはギュッと拳を握った
｢あ！女王様だー！｣
｢女王さまこんにちは！｣
街を歩いていると子供達が女王の元へ駆け寄った
先程からよく声をかけられている。慕われているのだろう
｢女王様お誕生日おめでとう！｣
は？
子供の言葉にレオナは固まった
『ああ、ありがとう。』
｢今年は生誕祭やらないのー？｣
『うん。レオナとデートするから今日はないかな』
レオナの思考は停止した
誕生日？今日誕生日なのか？
女王の誕生日なら生誕祭が行われるはず、子供の言葉を信じるなら去年はあったのだろう
"大臣今日の予定は全てキャンセルしてくれ"
まさか、俺と街を見るためだけに中止したのか？
レオナ｢おめでとうございます、｣
そんな言葉しか出てこなかったが女王は嬉しそうに笑った
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あう - お願いします！どうか番外編的な感じでレオナが嫉妬する話とか書いてください！お願いします!!!! (2月3日 10時) (
レス) @page50 id: 0912214567 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああああめちゃすきあいああああああああ (1月28日 21時) (レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - レオナさんがメス堕ちか、、、うん、良いな。イケる（） (12月27日 1時) (レス) @page40 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
安奈(プロフ) - コレ何度も読めるわ。レオナかわゆすぎる⸝⸝o̴̶̷̥᷅ ̫ o̴̶̷̥᷅⸝⸝続きを希望します!! (11月11日 20時) (レス) id: 5462ca3594 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 歴史は繰り返すと言うことですなwww しばらくは落ち込むのだろうかレオナは:(´◦ω◦｀): (8月27日 20時) (レス) @page33 id: 7a808ff778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2023年7月6日 21時
