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『甚爾くん飴ちゃん持ってきたよーはいあーん』
甚爾「ぱくっ)あめぇ…」
コロコロと口の中で飴玉を転がす甚爾くん
なんと飴を食べるのは人生初らしい
なんてことだけこんな少年からお菓子という娯楽を奪うなんて万死に値するぞ!
甚爾くんの家は実力主義で男尊女卑なそれはもう古典的な家だった
やっぱ平安の世ってこんな感じなんだ〜。あれ、でも紫式部とか女じゃなかったけ?活躍してたよね?貴族は別って感じ小野妹子って女?あれ?私勉強苦手なんだよねー
一人で百面相してると少年がじっとこちらを見ていた
『なになに〜お姉さんの顔が気になるかい?』
甚爾「あんた呪詛師なのか?」
華麗なキメ顔は見事にスルーされた
『呪詛師?いや、そんな言いやすいやつじゃないよもっと言いにくいやつ、じゅじゅちゅってなるやつ』
甚爾「呪術師?」
『そうそれ!・・それなのか?私呪術ちなのか?』
お、今途中まで言えた。進歩だな
少年の家禪院家は代々呪術師の家系らしく術式を持たないと劣等生扱いそんで女は女と言うだけでどれだけ優秀でも上にいけないらしい
禪院甚爾くん…………漢字ムズいな絶対書けん←
甚爾「術式もってんならそうじゃねーの」
『持ってはいるらしいけど使えないんだよね。あ、私これから呪詛師になろうかな言いやすいし』
職業なんですか?でじゅじゅちゅちです!って噛むより呪詛師ですとサラリと言える方がかっこよくない?
甚爾「呪詛師の意味分かってんのか」
『なんか違うの?』
甚爾「私欲のために術式を悪用するような奴のことだよ」
少年……子供なのに難しい言葉使えるんだなすごい←
『?・・それ何が違うの?呪術師も術式使ってお金貰えるんでしょ?一緒じゃん』
任務によってはやるやらないも勝手に判断するらしいし
てか気づいた?私いま呪術師って言えたよ?とドヤ顔かましてると少年が笑いだした
甚爾「ふはっ!あいつらが呪詛師と同じ、確かにそうだ」
ケラケラと笑う姿は年相応で可愛らしい
よしよし!よく笑う子はよく育つんだぞ!おばちゃん嬉しい!っと頭を撫でてやるとピタリと少年の動きが止まる
少年がまるで母親を探す迷子の子供のような顔をして私を見上げた瞬間私は元のニート部屋(封印場所)に戻ってた
『強制帰還のタイミング〜。あー、あの顔連写したかったなぁ・・・・ってこの時代スマホないのか?』
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ねね(プロフ) - 友達申請お願いします!楽しみに更新待ってます‼︎ (4月25日 21時) (レス) id: c2e8bc6d9a (このIDを非表示/違反報告)
カリフラワー - めっっっさ好きです!!!お話の更新楽しみにして生きていきます!!!! (9月23日 14時) (レス) @page34 id: aa5679d494 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - やっっっっと見つけた!一番最初にみた夢小説!マジで神作品! (8月21日 17時) (レス) @page23 id: 7a9a52b587 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 物凄く面白かったです!幸せな世界線で最高です! (8月19日 16時) (レス) id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 更新ありがとうございます!順平生きてる(´;ω;`)嬉しいです!あと照れてるの可愛すぎ😇 (8月18日 7時) (レス) @page34 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2022年3月8日 20時