【呪術廻戦】平安生まれの自称最弱は今日も誰かを救う

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・天元視点





「天元様。天宮様はどちらへ？」



天元「さあ？彼女がいるべき場所に戻ったんだろう」




"天宮様"



私の隣に立つ彼女はいつしかそう呼ばれるようになった




出会った頃に彼女が言っていた呼称だ




歳を取らない彼女といる時間は楽しかった



私を置いて死にゆく仲間を何度も見てきた



老いない彼女は私を置いていかない


隣にいてくれる




心地よい時間が続いた





だが彼女は行ってしまった




いつかこの日が来ることは知っていた




彼女が"時代を転々"としていることには気づいていたから





彼女が残していったお守りを握りしめる





彼女の呪力が流れたそれは私の成長を一時的に和らげた





「薨星宮にご隠居されると？」




天元「そうだと良かったんだがな………。いや、そうだ皆にもそう伝えてくれ私と天宮はこれより現を離れる。」





この時代に彼女が戻ることは無いだろう



何年何百年何千年先かは分からないが






きっとまた巡り会える









天元「我が友よ。次の巡り合わせで昔話に花を咲かせよう」

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