【呪術廻戦】五条悟の婚約者は死亡ENDを回避したい

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九十九「どんな男が好みかな？」




死にかけても完治したら任務


任務任務の毎日であれから五条悟にあっていない



久々の休みに高専を歩いていると背の高い女性に声をかけられた




『・・・』



九十九「そんな顔しないでくれ。ああ、自己紹介がまだだね」

『九十九由基特級呪術師』




おや知っていたのかと驚く彼女

女性で唯一の特級呪術師

知らない方がおかしい




彼女は高専の任務もせずに自由に海外を飛び回っているという



私の理想のひとつ




九十九「君が土地神を祓って一級に昇格した東雲Aだね？」



『特級呪術師殿に存じ上げていただけるとは光栄です』



あの一件以降私は本当に一級に昇格しそれでも減ることの無い任務にあけくれていた



冥冥一級呪術師は金で仕事を選ぶ


九十九由基特級呪術師は任務はうけない



等級が高くなると自由にできると思っていたが高専所属中だとそうもいかないらしい



先日夜蛾先生に渡された進路用紙には進学と就職の文字があった



今年で18歳三年生

普通の高校なら来年卒業で大学受験


高専での道は呪術師になるか一般社会に戻るか



九十九「そういう堅苦しいのは苦手。もっと気軽な感じで」


『・・ゆっきー』


九十九「君疲れてるだろ？」




豪快に笑う九十九さんは呪術界の薄暗い闇なんて関係なさそうで自分の道を貫いてるその様が眩しかった




私にもそんな道があるのか



呪術師をやめる？



若様にあんなに怒鳴ったのに手放して一般社会に紛れ込む？



前より状況は悪くない。


今なら両親が殺されることもおトキさんが捕まることもない



全部全部放り投げてしまおうか





九十九「聞いてるかい？」


『呪術師から呪霊は生まれないでしたっけ』





九十九さん曰く呪霊を祓う対処療法ではなく


呪霊の存在自体を無くす原因療法の方がいいとのことだ





『・・非術師がいなくなれば解決しますね』




九十九「東雲、それは"アリ"だ」



冗談のつもりだったが真剣に頷かれると反応に困る



それに私は非術師はどうでもいい


むしろ




『では逆は？呪術師がいなくなれば呪霊の存在自体誰も認識出来なくなる。平和ですね』




そう言って鼻で笑いその場を立ち去る


そもそも呪術師なんているからこうして任務があるんだ偉そうな上の連中も傲慢な御三家も術式も呪力もなければただの無能だ






九十九「東雲………それはただの地獄だよ」




九十九さんの声は私には届かなかった

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