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喧嘩日和23 ページ25

部屋に入れられてから1時間経過



色々試したが一向に扉は開かない。試したことは、想像に任せます




『開かないね…』


〈このまま出られなかったらどうしよう〉


レオ「しらねぇよ」


〈そんなに俺といたくないのかよ〉




心の声が聞こえるのも慣れてきたな、レオナはずっと寝そべってイライラしてるし



この部屋のことも少し分かってきた。声を出すとその時の感情が相手に聞こえるようになってるんだ



だから、今みたいに考えてる声は聞こえていない



レオナの横に座るとしっぽがゆらゆらと揺れる



喜んでるのかな?口に出さないと感情わかんないからな




さらっ


レオナの髪を触る。黒くて綺麗な髪



レオ「なにしてんだよ」


『ん?あー、どうせ本音分かるなら普段やれないことやっとこーと思って』


本音で話すと心の声は聞こえないらしい




レオナは何か言いたそうな顔をしてまた寝始めた



『私、レオナの髪好きだな。長くて綺麗な黒髪貴方の肌にもあってて素敵』


レオ「はっ、俺の髪好きなんざもの好きだな。王族では珍しい色だから嫌われたもんだぜ?」



心の声は聞こえなかった。本当にそう思ってて実際はそうだったんだろう



『・・・私の家では黒くて長い髪は夜の女神の色だって尊ばれたの』



そう言うとレオナはゆっくり起き上がって私の髪に触った



レオ「なのに切っちまったのか?」



珍しく寂しげな目をする


入学してすぐにバッサリ切ったからな



『・・反抗したかったのかもね』



家に対しても、私は私だって主張したかったのかも



レオ「お前の家って…」


『ただの、普通の伯爵家だよ』

〈嘘だけど〉



レオ「・・お前は、」

〈肝心なことは何も言わねぇな〉



『ごめん……』




レオナは家でのことは皮肉まじりに教えてくれた。でも、私はレオナに家の事何も話してない



知られて嫌われたくないから




ギュッ



『は!?なにして、』
〈ちょっ、///ちかいちかいちかい、なんかいい匂いする、やばい〉



レオ「・・ふはっ、お前心の声うるせーよ」



レオナはくしゃと笑ったあとぐりぐりと私の首に頭を擦りつけた




・・まだ、もう少しだけ、扉あかなくてもいいかな




________________


ラギ「でてこないっすね」


ノア「とっくに鍵あいてんだけどね」

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柿助 - あぁぁぁずきぃ、頑張って下さいぃ (2021年2月20日 10時) (レス) id: fedb05499d (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ミックスジュースさん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - イチゴアメさん» ありがとうございます!好きだなんて嬉しいです! (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ゆうなさん» ありがとうございます!私も書いててにやけてしまいます笑 (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
ミックスジュース - クッソ....可愛いかよ← 投稿頑張ってください!応援してます! (2021年1月28日 17時) (レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山茶花 | 作成日時:2020年12月2日 22時

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