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『一級呪術師ですか』
夜蛾「冥冥からの推薦もあったし実力をかんがみてこの等級が妥当だろうと決まった」
分かりましたと一礼して学長室を後にする
冥冥とした取引は出張で１ヶ月高専に戻ってこない甚爾が帰るまで高専に報告するのを待ってもらうこと
推薦の話は取引にはなかったが今後とも取引を続けるためのサービスだろうとAはありがたく受け取ることにした
高専所属になったとはいえすぐさま任務をふられるわけではない。今日は高専所属の学生と顔合わせをして欲しいと言われた
呪術師は狭い世界だ。任務に赴いてお互いが仲間と分からなければ呪詛師として敵対する可能性もある。
そのためお互いを知るための顔合わせをする必要がある
Aは少し緊張するなと思いながら高専の廊下を歩いていると前から制服をきた女の子が近づいてくることに気づく
真希「あんたが最近入ったっていう一級呪術師か？」
特級を祓い特例で一級となった女術師。噂が広まるのは早かった
『ええ、今から挨拶に向かうところでした。一級呪術師の夏油Aと申します』
Aが名乗った時真希はピクリと反応した。Aもそれを見逃さなかった
真希「私は一年の禪院真希だ。苗字で呼ばれるのは嫌いだから名前で呼んで欲しい」
真希の自己紹介にもAはピクリと反応する。甚爾さんの元の姓と同じだと
真希もそれに気づいたがこちらも顔には出さない
『分かりました。よろしくお願いします真希さん』
にっこり笑って握手する二人。少し警戒心がありながらも和やかな空気はドサリという場違いな音に妨害された
音のするほうを二人が見れば何やら資料をドサドサと落としている。
落とした資料に目もくれず握手する二人を見る
夏油「な、なんで、姉さんが猿の名前を・・」
先日に引き続き姉が自分以外のしかも普段猿と呼んで嫌っている部類の人間を親しげに名前で呼んでいたのだ
夏油にはショックが大きすぎた
『・・・・・猿？』
穏やかで憎んでいるはずの弟相手にも終始笑顔を見せていたAが初めて眉間に皺を寄せた
夏油が非術師を猿と呼んでいることは知っていた。実の家族ですらそう呼ぶのだから他人であってもそう呼ぶのだろうと理解はしていた
だが、大人が子供にましてや教師が生徒に言っていい言葉ではない
『ごめんなさい。猿なので何を言ってるか分かりません』
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moo(プロフ) - 何度読んでも新鮮で面白いです！補足が意外すぎて脳内補填が追い付かないです〜！ (7月8日 19時) (
レス) id: 7466fa3537 (このIDを非表示/違反報告)
nahn - 最高。控えめに言って最高。こんなに素晴らしい作品をありがとうございます…！個人的な話ですが、補足のプロのヒモの説明が私の推しですで笑ってしまいましたwスンマセン。私も推しです！良いっすよねぇ、素敵な響きですよねぇ、“プロのヒモ”って（） (2022年6月15日 11時) (レス) @page38 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 猫最高すぎるしこうじさんは夢主とくっついてドヤ顔しててほしい。真人と傑と3人で取り合いしてたら良いなぁ…お話面白かったです！最後の説明最高でしたw (2022年2月24日 17時) (レス) @page38 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
福寿茶寮(プロフ) - 夏油傑が双子を助けたのは見えるからであって見えなかったら村人と同じようになっていたのではないかと思ってしまいました。嫌いではないんですけどたまに衣食住すべて自分達でなんとかしろって思う時があります。 (2021年10月23日 10時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
ママ(プロフ) - 完結おめでとうございます！素敵な作品をありがとうございました！これからも頑張ってください！！ (2021年9月10日 11時) (レス) id: 4d5b6956a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2021年8月14日 15時
