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夏油「・・・・何をしているのかな」
『あら、夏油くん』
五条「よぉ、夏油くーん♡」
いつも通り夏油は報告書を持って事務室を訪ねた。Aがそれに気づきいつも通り飴を貰い他愛もない話をする予定だったのに………
予想外の先客がいた
夏油の同期で親友でもある男が我がもの顔で事務室に居座っている
しかもAのよこにぴったりくっついて座っている(ここが1番重要)
『今、五条くんが報告書持ってきてくれたんです。二年生は真面目な生徒が多いですね』
ふふふと楽しそうに微笑むAに違うそいつは報告書を補助監督に書かせるようなやつだと言いたかったが五条の口から何を言われるか分からないのでぐっと黙る夏油
五条「いやー、いつも補助監督任せなの悪いと思ってたからねー」
どの口がそんなことをと五条を睨むがべーと舌を出され呪霊を出しそうになるのを寸前で止める夏油
さすがにここでいつものように大乱闘するわけにはいかないし何より彼女の目がある
『呪術師は忙しいので報告書くらいなら補助監督に渡してもいいですしなんなら事務員が書きますよ?』
実際に呪霊と対峙する呪術師の報告はもちろん必要だがそれをまとめたりデータ化すはのは事務員でもできることだ
五条「マジ!?じゃあAさんにお願いしよーかな」
夏油「悟。そんなに面倒なら君の分も私がやるから時任さんに押し付けないであとなんで勝手に名前呼んでるの?」
Aの前だからかなるべく口調は優しくしかし背後のどす黒いオーラは隠しもしない夏油
夏油だって報告書は任せた方が楽なのは百も承知だがそれだとここに来る口実がなくなってしまう
そしてなぜ知り合ったばかりの五条がAのことを名前で呼んでいるのか。私だってまだ呼んでないのにと夏油は不貞腐れているのだ
『おふたりとも仲がいいんですね』
険悪な空気など少しも察せず、和やかに笑うA
ふわふわとほんわかな空気が二人を包む
五条「・・・傑」
夏油「だめだ」
五条「週一でいいから」
夏油「だめだ」
五条「ここ通っていい?」
夏油「絶対だめ」
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Yukimi(プロフ) - もう更新しないのですか? (9月24日 4時) (レス) @page14 id: ab5dd0e746 (このIDを非表示/違反報告)
福寿茶寮(プロフ) - 更新楽しみだったのですが…。 (2021年12月17日 2時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
クリス(プロフ) - むっちゃ面白いです〜!モテモテな夢主最高! (2021年10月20日 19時) (レス) @page7 id: 69612811b1 (このIDを非表示/違反報告)
福寿茶寮(プロフ) - 他にも連載中の作品があり大変でしょうが,更新されるのを楽しみにしています。 (2021年10月10日 9時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
オタク(プロフ) - すきすきすきです! (2021年8月18日 5時) (レス) id: ed6bb776cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2021年8月13日 13時