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「悟様に貴方はふさわしくないわ!!」
涙を浮かべる可愛らしい女の子
『今月これで何回目?』
灰原「修羅場だね!」
七海「私たちがいない所でやって貰えますか」
任務の後同期二人と街へ遊びに来てたら見るからに場違いな着物のご令嬢に絡まれた
ちなみに今月4回目だと七海が教えてくれた
毎回同期といる時に絡まれるからまだ助かってるんだよね
あの五条悟の婚約者なのだから私はよく絡まれる
私の家はかなり上位の位に入るが両親は権力に毛ほども興味がなく上層部の意向にもあまり従わないし娘が熱出したので有給とりまーすと高らかに宣言するような当主が家の父だ
なので他の家からはあまり良くは思われてないしその家があの御三家と太いパイプで繋がりそうとなれば切りにくるのは致し方ない
そしてできることならこの婚約者の位置なんて熨斗つけて渡してあげたいくらいだ
「ちょっと!聞いてるの!?」
『えっと、私みたいなブスでちんちくりんで大して強くもない女はドブにまみれて没落して死ねばいいでしたっけ?』
「そこまでいってないわ!?」
『いいですよ。婚約者変わりましょう』
私がすんなり承諾すると目の前のご令嬢は焦り出す
「え、ちが、そうじゃなくて。」
『?』
「もっと、こう、あるでしょ?私の婚約者とらないでとか好きだから離れたくないとか」
『いえ?まったく?』
「ぼそっ)うわー、若様の思い一ミリも伝わってねー」
『?』
ご令嬢は今日はこの辺で勘弁してあげるわ!と足早に去っていった
『え、だから譲るって言ってんのに…』
そう。毎回絡まれては毎回婚約破棄する婚約関係を譲渡すると言ってるのに断られるのだ
なんで?
灰原「・・なあ、七海」
七海「なんだ」
灰原「もしかしてそういうこと?」
七海「そういうことだ」
灰原「五条さんって拗らせてるよな」
七海「お前にわかるくらいだから相当な」
____________________
「______というわけで快く頷かれましたよ」
五条「なんで?」
「さあ?好かれてないんじゃないんですか?」
五条「お前ら令嬢はなんで俺に対してそんな辛辣なの?」
「A様の気持ちを確かめたいからって私たち令嬢を送り込んでる女々しい男よりA様を応援したいだけです」
五条「俺の味方っていないの?」
「なんでいると思ってんだ」
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くさ - はじめまして、神ですか?いや神ですね失礼しました((めっちゃこの作品好きなので更新してくれると嬉しいです!!無理なく頑張ってください!! (2022年12月15日 22時) (レス) @page15 id: 56aae56e91 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - この小説は五条悟オチですか? (2021年10月7日 12時) (レス) @page12 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵 - ここの令嬢好き (2021年9月19日 6時) (レス) id: 6ef230b0bb (このIDを非表示/違反報告)
猫餅 - めっちゃ好きなんですけどこの話(( (2021年8月21日 22時) (レス) id: da7b97d38e (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 令嬢ちゃんたちがかわいい(悶) (2021年7月19日 22時) (レス) id: d69ff754f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2021年7月3日 23時