【呪術廻戦】お子ちゃま五条とスルースキルカンストしてる婚約者

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昔から五条悟の行動は何一つ理解出来なかった



突然蛇を腕に巻き付けてどうだ！と見せてきたり



長いですねと答えたら微妙な顔された



五条悟の婚約者になる前に許嫁候補に会いにいえば



色目使ってんじゃねーよ！と瞳に涙を浮かべながら叫んだり


バレンタインに紙袋いっぱいの本命を自慢してきたので一応用意した既製品のチョコを渡せば


仕方ねーから受け取ってやるよと言いながら結局冷蔵庫に保管されっぱなしでもったいないのでそれ以降渡してない




ま、何はともあれ天才の考えることは分からない




そしてそれは現在も続いており



目の前に置かれた大量の卵焼きと私をじっと見る五条悟









なんだこれ



『若様。これは？』


五条「食べろ」


『まずは説明を願えますか？』


五条「食べろ」



食堂には私と五条悟の2人


同期の2人は出払っているしこの男の奇行を止めてくれる先輩方も任務だ



面倒なことはスルーしていく私だがこの状況から逃げる方が後々面倒ということで卵焼きを口に入れる







あっっっっま……………



卵焼きは出汁派と甘め派と分かれるのはご存知の通りで私は圧倒的前者、出汁巻き卵至高派である



目の前の味覚を甘味に全振りしてるこの男はもちろん甘め派




先日食べた旅館の出汁巻き卵が恋しい…



食べたものの目の前の男の反応はない


え、これ完食するまで解放されないの？この量を一人で食べるの？きつ、




五条「卵焼き好きなんだろ」



『え、まあ(正確には出汁巻き卵ですが)そうですね』



ようやく発した言葉



食べ物に好き嫌いはあまりないが出汁巻き卵は別格で好きだ



五条「それ美味しくねーの？」


『私の口には少し甘いですね。どちらかと言うと出汁の方が』



五条「え、甘くない卵焼きってなに？」



ぽかんとする五条悟



京都生まれなら出汁巻き卵は食べたことあるだろ。もしかしてだけど彼用に甘めしか作ってなかったとか？



五条「ぼそっ)だから笑わねーのかよ」



『？、若様は笑った顔が見たかったのですか？』



聞こえてないと思ったのか彼の顔は真っ赤に染った



五条「ち、ち、ちげーよ！ブスが笑ったって聞いたからどんな顔か興味があっただけだ！！！！」



『流石にこの量は食べきれないので冷蔵庫に入れておきますね』




五条「せめて聞けよ！！」

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