お飾り8 ページ10
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旦那様はあの日から頻繁に家に帰ってくるようになった
食事も一緒にとるし食後に紅茶を飲んで他愛ないことを話すのが日課となってきた
それはとても喜ばしいことでまともに人と話したことない私はその日々の幸せを噛み締めていた
のだが
美々子「・・・」
菜々子「・・・」
『・・・』
突然訪問された女子高生のお二人
知らない方を家に入れるのははばかられたが二人は術師のようで旦那様のことを夏油様と呼んでらっしゃったのでお知り合いなのだろう
お二人はじっと私を見つめるだけで何も仰らない
女子高生とどんな会話をすればいいのかしら
とりあえずいつも旦那様と飲んでいる紅茶と私の手作りのお茶菓子を置く
「「！」」
『あ、えっと、良ければどうぞ。食べたくなかったらいいので』
「「いただきます！！」」
二人はスコーンにかぶりつくとぱぁぁと顔を明るくさせる
菜々子「美々子！これすっごく美味しい！」
美々子「うん菜々子。この紅茶も凄く美味しい」
美味しい美味しいと食べる二人は女子高生らしくて可愛らしい
『あの、それでもお話とは』
「「！」」
二人ともスコーンを食べ終わって紅茶のお代わりを飲んでまったりとしていた所に質問すると思い出したかのように二人が立ち上がった
菜々子「そ、そうだよ！美々子！ゆっくりお茶してる場合じゃなかった！」
美々子「うん。菜々子なんだか流されちゃったけど目的を果たさないと」
二人は私をじっと見つめる(睨んでいます)
なんだかそんなに見られると照れてしまうな(睨まれてます)
「「私達貴方に話があってきました！」」
『はい』
「「夏油様と別れてください！！」」
『はい』
「「え」」
『え？』
二人の要望に答えたはずなのに二人とも驚いている
菜々子「ねぇ、美々子。これどう思う？」
美々子「嘘かもしれないよ。夏油様の奥様が悪い人なら私達でどうにかしないと」
『お二人共旦那様のことがお好きなのですね』
旦那様のことを心配して変な女に騙されてないか様子を見に来たのだろう。そして相応しくないと思ったから別れてほしいと切り出した
旦那様のことを慕うお二人がそう判断したのなら私は大人しく身を引くべきだ
「「うん！大好き！」」
満面の笑みを浮かべる二人から旦那様を奪うなんて出来ない
『旦那様とは離婚しますのでどうかご安心を』
夏油「は？」
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ぱぴ子(プロフ) - お願いします続きくださいまじで最高です (10月16日 19時) (
レス) @page32 id: 7ff67b8293 (このIDを非表示/違反報告)
M - 続きが見たいです。お願いします (2022年12月30日 17時) (レス) @page32 id: 56a51bd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 拗らせ具合がほんとうに好みすぎます(@_@。ぜひ続きを！！！！！！ (2022年11月11日 11時) (レス) id: a7ebf70cf1 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 続きが見たいです！！！！！！！！！(」ﾟ∀ﾟ)」ﾎｼｲｨｨｨｨｨｨｨｨｨ!! (2022年10月20日 2時) (レス) @page30 id: 4bbd9f6009 (このIDを非表示/違反報告)
菜央(プロフ) - ｯ続き…_:( _ ́ཫ`):_続きをｫｫ…お恵み下さいませ…( ´ཫ` )ｸﾞﾊｧ (2022年7月18日 20時) (レス) @page30 id: d61ef6835a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2021年7月2日 22時
