【呪術廻戦】五条家の完璧な女中

女中のお仕事 ページ2

御三家


禪院家，加茂家，五条家


呪霊界に名を馳せる言わずもがなの名門



その中で特に力を持ち


相伝の力を継いだ子供が産まれたことで御三家の中で抜き出て力を手にした


五条家



禪院家に非ずんば呪術師に非ず、呪術師に非んずば人間に非ず



そんな自己肯定感MAXの禪院家とは違い五条家の当主は少々ぽわんとしている




「深海呼び出して悪いな」



『いえ、それでお話しとは？』



当主と女中が向かい合って座っている


こんなこと通常ならありえないがAの器量の良さと当主の懐の深さがそれを許している



深海Aは幼いながらもその実績で当主補佐の地位にのぼりつめ五条家誰もが認める完璧な女中だ



「東京校に入学してくれ」



『・・今なんと？』



完璧な彼女だが動揺くらいはする。伏せられた目は開くことは無いが奥の瞳は少し揺らいだ



「東京校に入学して」『聞こえております。何故今になって突然と申し上げているのです』



当主の言葉を遮るなど言語道断だが彼女はそれを許さ((以下略



「悟がな中々帰ってこない」


『本家に近い京都校ではなく東京校を選ばれましたから』


「息子の噂はよく耳にするがそれが」


『大変奔放に過ごしてらっしゃいますね』


「気を遣わずに言ってくれ」

『遊びまくってサボりまくって順調に思春期男子を謳歌してらっしゃいます。要約するとクソですね』


「気を遣わなすぎだ…まあ、なんだ、お前がそばにいないとあいつは怠ける」


『注意するものがおりませんからね』


「悟も寂しがっているだろうし、行ってくれないか？」


『寂しがっているとは思えませんが命令とあらば向かいます』


「では命令だ」


『かしこまりました』



Aは立ち上がりすぐさま東京へ向けての準備をする



『ああ、あと当主様』


「なんだ」



『私がいないからといって会合をサボらないでくださいね』


「う、」


『御隠居方のお相手は私がいない間は当主様がなさるのですよ』


「えー、だってあのおじいちゃんたち話長いしー」←


『当主様』


「はい」


『東京に行くのは想定外ですので出張手当と昇給と特別手当を要求します』


「抜かりないなー、いいよー」


『では、行って参ります』

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