【呪術廻戦】最強の婚約者を辞めたい

デート ページ8

『今日は買い物付き合ってくれてありがとう


傑くん』



夏油「気にしなくていいよ」


元々硝子と行く予定だった買い物は硝子に急な任務が入ったことで傑くんが付き合ってくれることになった



さりげなく荷物も持たれてしまったしこういう気が遣えて紳士的なところは素直に尊敬する。硝子曰く彼もクズらしいけど



夏油「そっちこそ悟じゃなくて良かったのかい？」


『悟さんと買い物だなんてそんな』


罰当たりなことしたくないし、嫌われてる相手との買い物なんて地獄だろという言葉は飲み込む


どこで誰が聞いてるか分かんないから



傑くんはまた何故か爆笑してる


彼の笑いの沸点はよく分からない



夏油「大分買ったね少し休憩する」


『あ、じゃあ、あそこがいい』


私が指さしたのは見るからにファンシーなスイーツ店


傑くんのひきつる顔が見えたけど気付かないふりをして店に入る



夏油「よく食べるね」


目の前てコーヒーを飲む彼が引いてるのを無視しながら私は14個目のケーキを口に入れた


うん美味い


『傑くんは甘いものはあんまり？』


夏油「好んでは食べないね」


『ふーん』


夏油「聞いといて興味無さそうだね」


『ここのパフェカップル限定なんだよね』


ケーキを食べ終わったタイミングで店員さんがこれでもかというくらい苺がのったどでかいパフェ


カップル限定なので二人で食べるように大きい


まあ、私一人で食べるんだが


硝子は甘いもの嫌いだしここはゆるい店だから女性二人でもカップル認定してくれるけどさすがに連れてくるのは気が引けたから良かった



傑くんはなんか咳き込んでるけどそれよりも目の前のパフェが優先だ



夏油「それこそ悟を誘えばいいんじゃない？」


『悟さん甘いもの嫌いでしょ？子供の頃にクッキー作って渡したら苦虫かみ潰したような顔されたよ？』



嫌なら貰わなきゃいいのに受け取ってはくれたんだよね。謎すぎ



夏油「悟は甘いもの好きだよ」


『じゃあ、私の手作りが嫌だったわけか』


そう言うとまた爆笑する


こいつも謎だ



『お土産ようにケーキ買ってくる』


夏油「お、悟にかい？」


『いや、自分用と黒に』


夏油「ははっ！」



うお、いきなり声出して笑ったからびっくりした。ほら〜顔がいい人は突然笑ったらダメなんだって店にいる女の子みんな見てるよ



私は2階のイートインスペースから1階のお土産売り場に向かう



『あ』


五条「は？」


そこには見慣れた白髪頭がいた

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