【呪術廻戦】地味子だと油断していました

・ ページ31

・




夏油の記憶がなくなってはや一週間が過ぎた



口説いてやると宣言したのはいいもののあの日から夏油に会えていない



冥「随分と思い悩んでるようだが」



『いや、私の甘えを痛感してるだけですよ』


夏油は特級呪術師


普段から忙しく会おうとしても中々会えない


なのに今まで毎日のように顔を合わせていたのは夏油が時間を作って会いに来てくれていたからだろう



冥「おや？もしかしてそういうことかい？」


『そういうことですよ。』


冥「ふふっ、じゃあかけはか私の勝ちだね。五条くんに連絡しないと」




冥さんが恋愛ごとに興味を持つなんておかしいと思ってたけどやっぱり金が関わってたから


五条といくら賭けたんだろ



『・・冥さんさ、夏油と同じ任務入れるように調整してくれたりする？』



冥「ああ、口説き落とすんだったね。できるよ」



『あ、いや、それもそうなんだけど単純に…………寂しくて』



ピロン



『・・冥さんムービー』


冥「これは高く売れるね」





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


コンコン



『はーい、こんな時間に誰・・・・げと、傑かどした？』


恐らく任務終わりの夏油が私の部屋の前で立ち尽くしている


ノックされたから用はあると思うんだが何も言わない



夏油「あ、いや、あの、なんて言うか」



何も言わないというかなぜ自分がここに来たか分かってないようだ



夏油「うどんある？」



・・・・把握


『蕎麦ならあるけど。用意するから部屋入ってて』


夏油は戸惑いながらも部屋に入った




任務終わりに私の部屋にくる癖が抜けてなかったんだな。任務ってことは呪霊も取り込んだんだろうし




任務後に部屋にくるのが当たり前になりつつあったので部屋には夏油用の箸も器も用意されてる



『はい。どうぞ。』



夏油「あ、ありがとう・・その、私はいつもここに？」


『まあ、任務があった日は大体』



夏油は返事はせずに蕎麦をすすった

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す