【呪術廻戦】地味子だと油断していました

地味な同級生 ページ2

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田中Aは高専在学中の三年生だ




あの五条悟・夏油傑・家入硝子の同期である


ただでさえあの目立つ三人の同期であるのにその見た目は目立つものとは言えない


長い前髪に三つ編みおさげという昔懐かしい髪型そして分厚い度が入った丸メガネ


彼女の小中のあだ名は"地味子"だった




五条「うっわ、地味すぎいつの時代だよ」



同級生との顔合わせの時もそんなことを言われた



『＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿』


五条「は？なんつったの？声ちっさ」



派手な見た目の同級生はその後Aの声を聞くことも無く立ち去った五条


五条は地味で大人しいやつと認識しそれ以降特に話すこともなかった



それは他の同期も同じで大人しいやつ、人見知りなのだろうと勝手に思っていた






『お前こそ派手すぎ。目が疲れるわ』




Aの性格はまだ同期の誰も知らない




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



「Aちゃんなんで三つ編みなの〜？もっと可愛い髪型しなよ」


「Aちゃんなんであの子と話してるの？違うグループの子と仲良くしないで」


「田中さん地味だよね。もっとおしゃれに気をつかえば？」

「今どきこれくらいのメイクみんなしてるよ？眼鏡やめてコンタクトにすれば？」





三つ編みなのに特に意味は無い。ただ流行やらなんやらで髪型を変えるのが面倒なだけ


目は悪いわけじゃない。ただ化け物がぼやけて見えるからかけてるだけ人間もぼやけて見えるけど



誰がどこのグループだとか誰と誰が付き合ったとか興味が無い。自分のテリトリーを無断で暴かれる気がして友達と呼べるものを作らなかった









二級術士からは単独任務が任される


単独任務がしたくて二級にまであがった。これ以上上がるつもりは無い後輩の育成とか任されそうで面倒だし




『ふー…………やっぱ煙管だと味しねぇな。』




呪霊を祓った後いつもの煙草を取り出して一服する



単独任務は当たり前だが一人で行う。帳を下ろした補助監督も離れたところで待機してるはずだ



だから、見られるはずがなかった




夏油「え？」


『ﾁｯ、』



山奥の田舎で同期に会う確率で何パー？

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