愛されたい95 ページ5
【A】
『ありがとうございました。』
グレイさんに一礼して管理人室から出る
グレイさんあんな風に考えていたんだ。私は自分のことばかりなのに吸血鬼の生き方に嘆いて怒って
凄い方だな・・
チュンチュン…
鳥の鳴き声が聞こえる。祝日だからかな、静か
いつもは聞こえる学生の声も聞こえない。ユウさん今日はモストロラウンジでバイトって言ってたから寮に帰ってもいないのか
今はちょっとだけそれが嬉しい
まだ、まともに顔は見れないから
レオ「おい」
『びくっ)は、はい。あ、レオナさん』
植物園を歩いていると後ろからレオナさんに声をかけられた
レオ「お前管理人室でなにしてたんだ？」
あ、管理人室から出ていくのみられたんだ、
どうしよう、グレイさんのことは秘密だし
『え、えっと、か、管理人さんのお手伝いを』
レオ「あの爺さんの？」
レオナさんもグレイさんを知ってるのかああ、あいつとろいからなと納得される
そっか、グレイさん普段は老人の姿なんだ
私と会う時は若い青年の姿だから忘れてた…
それも、心を許してくれてるってことなのかな
それなら、ちょっと嬉しい
レオ「おい、聞いてんのか？」
『え、あ、す、すみません』
レオ「・・・くんくんっ」
『ひぁっ！？』
レオナさんの顔が近づき首筋で鼻をすんすんとし匂いをかがれる
息がかかってくすぐったい…
レオ「なんの匂いもしねぇな…」
警戒しすぎかとため息をつかれる
レオ「で、どこに転寮するか決めたのかよ？」
レオナさんの言葉に首を振る。
体験が終わってどこに入るか考えとけって言われてたけど、そんなの考える暇もなかった
色んなことが起こりすぎて、
レオ「まあ、お前にはあいつがいるからな」
オンボロ寮から出る気はねぇんだろ？と聞かれ黙ってしまう
今、私はまともにユウさんの顔が見れない
レオ「は？、なんだよ、喧嘩でもしてんのか？」
私の態度に驚いたのかレオナさんが少し慌てる
『れ、レオナさんはユウさんのことどう思いますか？』
レオ「は、？・・あー、まあ、色々世話にはなったな」
いい意味であいつは馬鹿だからなとふっと笑うレオナさん
きっと他の生徒の皆さんもユウさんを慕ってる
私がユウさんの邪魔をしたって知ったら？
『そうですよね…』
ﾎﾞﾀｯ…ﾎﾞﾀｯﾎﾞﾀｯ……
黒い雫が落ちる
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たろ。(プロフ) - あああああああ良いところで！！！！更新楽しみにしてます！！！それぞれ落ちのendとか見てみたいです！ (2022年1月20日 15時) (
レス) @page31 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
どん - サバナクローモブと夢主人公の絡みが見てみたいです (2021年5月4日 11時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
シン - あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ尊いぃぃぃぃぃ！！！！！！！！！！！！！！！！ (2021年4月1日 13時) (レス) id: d62df37396 (このIDを非表示/違反報告)
どん - 続きが気になる (2021年3月27日 18時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - シグラさん» ありがとうございます！番外編の更新はゆっくりになると思いますがひきつづきお楽しみください！ (2021年2月14日 8時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2021年1月20日 18時
