百獣の王は恋人に甘い【ツイステ】

おくすり ページ26

ユウ「Aさぁぁん、大丈夫ですかぁぁぁ」



部屋で横になるAに泣きつく



女の体は同じ女の方が分かるだろということでレオナから呼び出されたのである



『大丈夫だよ。ユウごめんね』



いつもより弱々しい声のA。なんだか元気もない



ユウ「いつもつらいんですか？私が飲んでるお薬飲みます？あ、でも合うかどうかわかんないか」



Aの下腹あたりに湯たんぽをおき温めながら心配するユウ


『ううん。いつもは全然、なってることに気づかないくらいだから』



レオナさんに言われていつも気づくのというAの言葉に驚愕するユウ。それもそうだ大抵の女性は知られたくないだろうからな



ああ、でも獣人だから匂いで気づくのかと一人で納得した




『なんだか気分も落ち込むし、レオナさんに変なこと言っちゃったなぁ』



ため息をつくAも珍しい。変なことって？聞き返すと驚きの返答がかえってきた




『手を出して欲しいって…』




ユウ「ぶっほ、ごっほ、、へ？なんて？」




NRCの女神がなんか言ったぞと混乱するユウ。彼女もAに夢見てる生徒のひとりなのだ



『魅力がないのかもって言ったら呆れられた……』


しゅんと落ち込む姿はほんとうに可愛い、食べちゃいたいと脳裏で考えながらそれは絶対にないと言い切るユウ




『そ、そう？で、でも4年も付き合っててキスすらないって変？だよね』




驚きのカミングアウトに固まるユウ。それもそうだAからは毎日同じベットでレオナと寝てると聞かされていた



正直そういう事は全て済ましてあると思っていた。しかも相手はあのレオナ・キングスカラーだぞ？百戦錬磨みたいな顔してるじゃん、俺の番ですけど？みたいな顔でいつも牽制してんじゃんと畳み掛けたい気持ちを抑えAの気持ちを尊重する



ユウ「それは、二人のペースというものがありますし、それだけAさんを大事にしたいってことですよ」



ね！と励ますがAの顔はくらいままだ




ユウ「うーん、あ！もうすぐヴィルさんが薬もって来てくれるじゃないですか。だから"いつもの"やりましょ！」



ユウの言葉にようやくAの顔が明るくなりこくこくと頷くA




そしてタイミングよく扉にノック音が響いた

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