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加州「はい。もう大丈夫だよ」
握っていた手を離し大丈夫？と体をさすってくれる
加州の霊力を入れられた体は瞳が赤くなる程度の違いだ
『ありがと、なんか霊力入れられるのも慣れてきたな』
最初の頃は寝込んだり咳が止まらなくなったり大変だったけど近侍が変わる度に霊力を注がれた私の体は以前の体から書き換えられていた
加州「ひひっ、主は俺達がいないとダメだもんね」
自分と似た姿になったAの姿を見て背徳感を得たのか機嫌は治ったらしい
『それで話って？』
また買い物付き合ってとかそんか軽いお願いかなと思っていた
加州「主。演練に行こう。」
加州の言葉に体が固まった。演練でのことを一番心配してたのが加州だからだ。
『え。な、なんで、だってしばらく演練は行かないって』
流石にあんなことがあってすぐ演練に行くメンタルの強さは持ち合わせてはいない
加州「主ってさ」
『うん』
いつになく真剣な声の加州に体が強ばる
加州「まだ"あいつらのこと"好きなんだよね？」
『え？』
あいつら。前の本丸の刀剣男士のことだ。
『そ、そんなことないよ。私を裏切った連中だし、それに今は貴方たちだっている、もう忘れたわあんな奴ら…！』
自分で言ってて声が震えているのが分かった
加州「無理しなくていいよ。聞いたんだ一期さんに」
聞いた？何を？
加州「主がここに来てすぐ寝込んだことがあったでしょ。その時主の寝言をきいたんだって」
寝込んだ…一期…。ああ、私の寝込み襲おうとした時のことか
加州「"愛してる嫌いにならないで"って」
加州の言葉に鼓動が早くなった。それは前の本丸で私が心の中で願い続けていた言葉だった。
声や態度には一切ださなかったけど。本心は・・・
加州「主。」
ギュッ
加州に抱きしめらる
『加州？』
加州「俺はね。主が俺の事清光って呼べなかったり燭台切さんのご飯が食べられなかったり岩融の目を見て話せなかったり短刀達をみて泣きそうになっててもいいんだ」
うそ。全部気づかれて、
加州「でも、あっちは主のこと"なんとも"思ってないんだよ？すぐに忘れなくてもいい主には俺達がいるよ」
暖かい加州腕の中
そうだよね…もう、区切りをつけないといけないよね
決別は私から
『分かった…行くよ。演練』
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神楽雪(プロフ) - 嗚呼、もう！鳴狐！私の100あったはずのライフは徐々に削れて残り30になった！そしてトドメのキッスで0だぞおおお！！作者ナイス…私は一瞬で溶けまっせ… (2021年8月24日 12時) (
レス) id: aa0ec0ff7e (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - もう最高甘やかされていくところいいですね(●´▽`●)短剣さん達との絡みも加州様との絡み好きです (2020年11月24日 21時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - え…もう…幸せってそんなに永く続かないものなんですかねー…僕の幸せもそうそう永く続きませんが。 (2020年11月11日 14時) (レス) id: a614865e72 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！話面白くて大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年11月8日 0時) (レス) id: 10eee5b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
リオン - 鳴狐、全然こっちも格好良いですね！最高です！！ (2020年10月27日 19時) (レス) id: e704f87021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2020年10月5日 20時
