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ひそひそ…
「ねぇ。今声あげたのって例の本丸の子じゃない？」
「ほんとだ。でもあそこブラック本丸認定はずされたんでしょ？」
「その話もほんとなのか？」
「ほら見ろよ。冷たくて何考えてるかわかんねー顔」
萌が立ち去った後呆然とその場に立ち尽くしていると周りからの視線がどんどん痛くなった
千「え、あれってお姉様？」
朝陽「なにしてんだあいつは」
騒ぎに気づいた顔見知りの二人にも気づくことなく私はその場から必死で離れた
__________
待機室
バンッ！
『はぁ…はぁ、はぁ………』
走って逃げてきたから息が荒れる
シーン
いつもなら誰かが声をかけてくれるはずなのに部屋には誰もいない
『な、んで、、皆待っててくれたはず』
部屋の電気はついたままだし、さっきまでいた気配もある
なんで、どうして、
まさか、萌が
どうしよう、どうしよう、どうしよう、
また、奪われるの？
せっかく、みんな私を主とみとめてくれたのに
愛嬌もない私のことを受け入れてくれたのに
やっぱり萌みたいな可愛らしい女の子の方がいいの？
私じゃ、私じゃ、
嫌だ、
取らないで、せっかくせっかく、
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……
ガチャ
山姥切「・・主？」
『ヒュッ、、……やま、ヒュッ…ヒュー、ｾﾞｯｾﾞｯ、』
上手く息ができない、
山姥切「主！？大丈夫か！？」
自分が被っていた布を脱ぎ私には被せる
山姥切「落ち着け、深呼吸はできるか？すーはー…続けて」
山姥切の誘導の通り深呼吸する
『ヒュッ……ハー。すー、ひっ、はー………すーはー……ご、ごめん。ありがと』
山姥切にすがりつく形で何とか呼吸を整えられた
山姥切「主…泣いてるのか？」
『へ…？』
山姥切の言葉に顔に触れると大粒の雫が頬を伝っていた
『ご、ごめ、ひっく……なさい……うっ、うう……』
情けない。こんな姿見られるなんて
ぎゅう…
山姥切に抱きしめられる
山姥切「大丈夫だ。俺は何も見てない。誰も何も見てないから」
『ひっく、あ、あのこが、あのこがいて、、また、、、とられちゃうかもって、』
自分でも何を言ってるのか分からないほど口調は乱れていたが山姥切は何かを察したように強く抱きしめた
山姥切「分かった。もう分かったから何も言わなくていい。主が落ち着くまで俺がそばにいるから」
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神楽雪(プロフ) - 嗚呼、もう！鳴狐！私の100あったはずのライフは徐々に削れて残り30になった！そしてトドメのキッスで0だぞおおお！！作者ナイス…私は一瞬で溶けまっせ… (2021年8月24日 12時) (
レス) id: aa0ec0ff7e (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - もう最高甘やかされていくところいいですね(●´▽`●)短剣さん達との絡みも加州様との絡み好きです (2020年11月24日 21時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - え…もう…幸せってそんなに永く続かないものなんですかねー…僕の幸せもそうそう永く続きませんが。 (2020年11月11日 14時) (レス) id: a614865e72 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！話面白くて大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年11月8日 0時) (レス) id: 10eee5b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
リオン - 鳴狐、全然こっちも格好良いですね！最高です！！ (2020年10月27日 19時) (レス) id: e704f87021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2020年10月5日 20時
