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『ただいまー』
ぎゅっ
鳴狐「おかえり主。待ってた」
大門の前で待っていた鳴狐に抱きつかれる
三日月・鶴丸「！？」
いつもの鳴狐とは違う行動に驚いてる二人
『はいはい。ただいま、動きにくいから離れて』
ぽんぽんと背中を叩くと満足した顔で離れた
鶴丸「こりゃ、驚いたぜ…」
三日月「うむ、鳴狐の素顔は初めて見たな」
仮面を外してることにもだがここまで話す鳴狐も初めてなのだろう。二人はじっと鳴狐を見つめてる
ぐいっ
腰に手を回され抱き寄せられる
鳴狐「二人は十分主を独占した。ここからは鳴狐の番、今日は近侍最後の日なんだから」
どうやら一緒に連れていかなかったことを拗ねているようだ
ぐいっ
『きゃっ、』
突然鳴狐に抱きかかえられた
お姫様抱っこというやつだ
鳴狐「行こう…主…」
『はーい』
鳴狐にそのまま連れていかれる
その様子をぽかんと見つめる二人
鶴丸「こりゃあ、一番の敵は鳴狐かもしれねぇな」
三日月「うむ、厄介なことだ」
________________
離れ
『えー、鳴狐さんこれは、どういう状況でしょうか？』
いつも通り広間に戻るのかと思ったら離れの書斎に連れられ椅子に座った鳴狐の上に対面に座らされている
鳴狐「にこにこ」
何も言わず満面の笑みの鳴狐
いくら刀剣男士と言っても鳴狐の細い体の上に乗るのは気が引ける
『重いでしょ？足いたくならない？』
鳴狐「軽すぎるくらい。主ちゃんと食べてる？」
すっと腰に手を回される
『っっ…』
鳴狐の手は冷たくて体がぴくっと反応する
鳴狐「・・・・敏感」
にやりと笑われる
『ええ加減にせえよ…』
ほんと誰だよこいつ。私の知ってる鳴狐はもっと無口で静かで大人しくて
ぷちっ、ぷちっ
ぶつぶつと考えごとをしてるといつの間にか鳴狐が私のシャツのボタンを外していた
『ちょっと、さすがにふざけすぎ』
ボタンに目を向けていた鳴狐の目がゆっくりこちらを見る
物憂げな金色な瞳がこちらをみつめる
鳴狐「A」
鳴狐に真名を呼ばれ体が硬直する
言霊だ
鳴狐の手が背中に回る
(え、下着を外そうとしてる?)
『さすがにそれは///』
鳴狐の手はそのまま上にいき、傷口をなぞるように触る
『あ…』
鳴狐「誰がやったの……？」
静かにそしてかすかに怒気をまとう声
『ごめん……』
私は鳴狐の悲しげな瞳を見つめただ謝ることしかできなかった
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神楽雪(プロフ) - 嗚呼、もう！鳴狐！私の100あったはずのライフは徐々に削れて残り30になった！そしてトドメのキッスで0だぞおおお！！作者ナイス…私は一瞬で溶けまっせ… (2021年8月24日 12時) (
レス) id: aa0ec0ff7e (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - もう最高甘やかされていくところいいですね(●´▽`●)短剣さん達との絡みも加州様との絡み好きです (2020年11月24日 21時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - え…もう…幸せってそんなに永く続かないものなんですかねー…僕の幸せもそうそう永く続きませんが。 (2020年11月11日 14時) (レス) id: a614865e72 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！話面白くて大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年11月8日 0時) (レス) id: 10eee5b7e2 (このIDを非表示/違反報告)
リオン - 鳴狐、全然こっちも格好良いですね！最高です！！ (2020年10月27日 19時) (レス) id: e704f87021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2020年10月5日 20時
