18 ページ21
ななもり。side
ピンポーン
リビングで家族団らんをしていたら突如としてなるインターホン
『私出てくるね』
な「…心配だから俺達もついていこっか」
り「だね」
さ「姉ちゃんだけだとな」
こ「行くしかないっしょ」
ジ「なんかあったら絶対ややもんな」
る「行きますか」
まぁ、姉を愛する弟として当然の行動なわけだけども
「あ、あの!」
『え?はい』
外に居たのは全く見に覚えのないイケメン
誰…?
「一目惚れ(((り「すいませーん、その前にちょーっといいですか?」
イケメンが何を言おうとしたのか俺達は一瞬で察した
お姉ちゃんに聞かせるわけにはいかない
『あれ?りーぬ知り合い?』
り「そんな感じ、姉ちゃんは家の中入ってて」
『んー』
よし…これで大丈夫だ
な「今…うちの姉に何を言おうとしました?」
「えっ…あの……」
る「一目惚れ…って言ってましたよねぇ?」
ジ「ねーちゃんのこと、顔でしかみとらんってことやんなぁ?」
さ「“ちょっと”顔が整ってるからって調子こいてんじゃねぇぞ」
こ「いやいや、これはもう案件っしょ」
り「いやぁ、どこの馬の骨とも知らないやつにうちの姉はやれないよ」
途端に青ざめる男
どうやら自分がしでかしたことの大きさが分かったらしい
全く…俺達が一体どんな思いで頑張って
中学から女子校に行くように仕向けたと思ってるんだか…
ほとんど女子しかいないような環境でも年齢問わずにモテる姉には困ったものだ
「す、すいませんでしたぁっ‼‼」
走って逃げていく
うん、二度と来なくていいよ
さ「はぁ…こうやって追い返すの何回目だ?」
る「たしか148回目です」
な「そして、お姉ちゃんが実家に戻ってきてから19回目」
こ「無意識で愛想と笑顔を振りまいてるから困るよね」
ジ「まぁ、そこが何よりかわええとこなんやけどな」
り「よーし、追い払ったことだし、晩御飯にするかー」
こうやって俺達は、俺達の精神状態の平和と
お姉ちゃんの純粋を守っているのだ
1134人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てん。(プロフ) - こりゃ泣くってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!() (2021年8月30日 18時) (レス) id: 20a0924d86 (このIDを非表示/違反報告)
さへる(プロフ) - 雨さん、、おこですよ、、! (2021年8月30日 15時) (レス) id: a3289298f9 (このIDを非表示/違反報告)
夏姫@ぶるべじ(らいち)(プロフ) - え…え…えぇぇぇ…(´;ω;`) (2021年8月29日 20時) (レス) id: 32504c8e03 (このIDを非表示/違反報告)
うぐいすのしっぽ - ぶおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!(泣き声) (2021年8月29日 19時) (レス) id: b33808d5fb (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 夢主ちゃんっ…!なんでっ雨さんはこんなに人を泣かせるのが上手いんですかぁっ…!(言い方) (2021年8月29日 18時) (レス) id: 628321865d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨 | 作成日時:2021年3月23日 12時