ｋｚの癒しちゃんは元……だった！？ ー３ー

98、忍と悠飛２　〜*柑橘類*〜 ページ35

(前の話の続きです)

忍「えっとな。昨日片山から連絡があって『立花をよろしく』って言ってたんだけどどういうことだ？」


...悠飛、そんなこと言ってたんだ

敵わないなぁ、と心の中でそっとため息をついた

そんな私に、黒木君はすべて見透かしたようにクスッと笑って、忍は不思議そうに首をかしげていた


黒「それはたぶん、アーヤを守ってあげてってことだろ？

ほら、アーヤってちょっと危なっかしいとこあるから」

む、心外

黒木君が気を利かせてくれたのはわかるけど、それにしても散々じゃない？

忍も納得したように頷かないの！！！


頬を膨らましてアピールすると、斜め上からクツクツと笑い声が聞こえる

黒「アーヤ、そんな可愛い顔しないの」

膨らませた頬を押される

反論しようと思ったけど、見上げた黒木君の目があまりにも優しかったから、毒気を抜かれてしまった


忍「全然怖くないぞ」

怖い顔してるわけじゃないよっ！！

もう、忍はデリカシーがないんだから！ ぷんぷんだ

忍はなんで私が怒っているのかわかっていなくて、ずっと困った顔をしていた

そんな顔も絵になっていて、顔がいいってホントにずるい

うっかり許してしまいそうになる

でも、そんなんで誤魔化されないんだから！！

忍の頬を引っ張ってむにーっと横に伸ばす

忍「ぉわ、たひゎな、いひゃい」

彩「よく伸びるなぁ〜」

忍「ひゃめろぉ〜...」

言葉のわりに抵抗はほとんどしてない

受け入れてくれてるのがわかって、溜飲が少し下がった。


黒「仲良くしてるとこ悪いけど、そろそろ行かなきゃ遅刻しちゃうんじゃない？」

彩「...っあ！！！」

ど、どどどどうしよう...！？

黒「ちなみに、今は8時半ちょっとだよ。タイムリミットはあと5分ってとこ？」

わ、私の足じゃ確実に間に合わないっ...！！

遅刻だぁ...

忍「なら簡単だろ」

え？

忍、何かいい案があるの？


忍「俺が立花を抱えて走る」





お久しぶりです。

ほんとに申し訳ないんですが、無期限でこの作品の私、*柑橘類*の更新を休止したいと思ってます。
理由としては、進級して忙しくなったのと自分の作品を優先したいと思ったからになります。
この作品も、ゆきも桜も大好きだからすごくすごく悩みました。でも、やっぱり私にはこの選択がいいかなと思って今回の決断をしました。

いつか戻ってこられたらいいなと思っています。
今まで本当にありがとうございました。

〜*柑橘類*〜

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

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