【歌い手】冷たい【志麻】

冷たい ページ12

何もする気が起きない。


でも、

家事ぐらい終わらせなきゃ。


そう思い、立ち上がる。


洗濯モノを干して

彼のシャツをアイロンにかける。


昨日の洗濯モノをたたみ、


お風呂をあらう。



昼ご飯どうしようかな…

いいや。


食べないで。



朝から色々あったからか

疲れがどっと来ている。



もういいや、


寝ちゃおう。


ベッドに横になる。





.






いつのまにか寝ていたようで

もう夜だった。



あっ。


どうしよ…


志麻が帰ってくる…


スマホをつけると

メッセージが志麻から来ていた。


「今日は晩御飯いらない。」


…

良かったのかな？



「はぁ…」


今日は色々災難だ。



「わかった！」

と、返信をする。



晩御飯はコンビニで買おう。

と思い。



簡単に化粧をして、

髪を整えてから


外に出た。




真っ暗な空



そんな中で光っている月。




私にも月のように暗い中


照らしてくれるような人に会いたいな。



なんて思いながら歩く


しばらく歩くと


明るいコンビニが見えてきた。


店に入る。


「いらっしゃいませ〜。」


明るめの店員の声が聞こえる。


いいな。

ポジティブな人なんだろうな。


と思いながらおにぎりを手に持ち


レジに向かう。



「合計で〜〜円です。
ありがとうございました！」


お目当てのモノが買えたのでコンビニをでる。




その時




「A…？」




なんで




なんでここにいるの？




志麻。

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