うさぎの飼い方03 -一条 兎万兎- ページ46
兎万兎「あいつにはキスしてた…。」
寂しそうな顔をするのは卑怯だ
主任の真っ白な頬に手を伸ばし鼻先に触れるようにキスをした
兎万兎「もっと。」
言われるがままゆっくりと顔を近づける
触れるまであと数センチ…
あと数ミリ…
そんなタイミングで主任は背伸びをした
そのせいで私の唇と主任の唇がぶつかってしまった
急いで主任から離れると彼は悪戯に笑っている
A「わざとですね…？」
兎万兎「いーや、事故だ事故。」
満足そうに笑っていた
絶対わざとだ
兎万兎「お前うさぎ好きって言っただろ。」
A「言いましたけど…。」
兎万兎「ならいいだろ。俺様はうさぎそっくりでキュートだ！」
腰に手を当てて偉そうにふんぞり返ってる
A「そっくりなのは前歯だけじゃん…。」
兎万兎「てめー今なんか言ったか？」
鋭い目付きで睨んできた
情けないがそんな主任に「すいません」と謝るしか出来なかった
すると足に少し重みがした
下を向くと先程の人懐っこいうさぎが乗っかって私を見上げていた
A「また来たのー？うりうりぃー！」
抱き上げて頬擦りをする
なんて可愛いんだ
うさぎ係最高だ
兎万兎「てめえ…。」
主任はうさぎを私から奪ってその子と視線を合わせた
兎万兎「調子乗んなよ。丸焼きにすんぞ。」
あんたが好きで飼っているうさぎになんという暴言
兎万兎「お前ばっかずるい。」
唇を尖らせて文句を言いつつもその子の頭を撫でていた
鋭い目つきは徐々に穏やかになっていく
最後にはやわらかい笑顔を見せていた
A「可愛い…。」
無意識に出た言葉
兎万兎「え！？俺か！？俺の事だろ！なぁ！」
嬉しそうな笑みを浮かべながら興奮気味に近寄ってきた
あれ？今の「可愛い」は何に向かって呟いたのだろう
兎万兎「あ、赤くなってる！やっぱ俺の事だ！お前も聞いたよな！」
うさぎに尋ねていた
兎万兎「そうだ。今日からAにはもう1つ仕事を任せるわ。」
急に仕事の話をしだして
兎万兎「俺の秘書やれよ。うさぎの世話と俺の世話。しっかりやれよな！」
そう言った主任は目を細めてキラキラとした笑顔で
不覚にもときめいてしまった
兎万兎「うさぎは寂しいと死ぬんだからな！」
主任は私にうさぎを渡してから背伸びをして私の頬にキスをした
ヤキモチ焼きで寂しがりな主任のこと
愛情持ってしっかりお世話しますから安心してください
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溺愛アリス(プロフ) - 楓さん» 喜んでいただけて良かったです！他の方からもリクエストを受けていてそちらが10の方で大分お待ちいただくようになるかと思いますが更新します。そちらの方もよろしくお願いします！ (2019年2月2日 13時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 一条兎万兎来たー！この日を待ちわびていました！ありがとうございます！やったー！ (2019年2月2日 8時) (レス) id: af0f7febd7 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - いえいえ、大丈夫ですよ頑張ってください (2019年1月26日 16時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 博麗霊夢さん» お久しぶりです。いつもありがとうございます！リクエスト承ります！が、ご存知の通りリクエストがたんまり溜まっていて大変お待たせしてしまいます。申し訳ないですがよろしくお願いします。 (2019年1月24日 21時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - 溺愛アリスさんお久しぶりです。リクで、一角の話をお願いします。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年8月8日 18時
