彼女が風邪をひいたなら02 -双六一- ページ26
A「ん。」
ハジメに薬と水を返すことにした
一「いらねえのか。」
A「…飲ませてよ…。」
一「は？」
照れながら頑張って言ったのにハジメと来たら眉間に深い皺を寄せて私を睨む
A「あの…よくある口移しで…。」
自分で言いながら照れてしまった
一「そんなもんよくあってたまるか。
風邪は唾液感染すんだよ。」
私の乙女としての夢をぶち壊された
そうだけどさ！そうなんだけれども！
一「ったく…。バカが何に影響されてんだか。」
はいはい
どうせ私はバカです
バカは風邪ひかないって言うのに風邪ひいた大バカです
不貞腐れながら口に薬を放り込み水で一気に流した
A「もう大人しく寝るよ…。おやすみ…。」
ハジメに背を向けて布団を口の辺りまで掛けた
あー虚しい
ハジメに風邪をもらってもらうプレイは無理にしても
せめて優しく看病されたかったな…
まああのハジメだし
そんなの期待する方がバカだけど…
すると背中の布団を捲られたようで振り返るとハジメが中に入ってきた
一「何だ。不満か。」
A「いえ…。」
そんなわけあるものか
ただびっくりしただけ
ハジメは優しく微笑んで私を見た
一「添い寝くらいしてやるよ。」
この人のこういう所に私は惚れたのだと思い出した
口は悪いしぶっきらぼうだし彼女に対してもそれは変わらないけど
ハジメの不器用な優しさが好き
一「こっち来い。体あっためねえと治んねえぞ。」
私はハジメの首に手を回しギュッと抱きしめた
ハジメも私の背中を手を回してトントンと叩いてくれる
A「ハジメ愛してる。」
目頭にじわりと涙が溜まった
一「たりめーだ。バーカ。」
傲慢な態度でバカ扱いされたけど嬉しい
一「早く治せよ。」
A「うん…。」
こんな甘い時間なかなかないぞ
幸せだ
風邪ひいてよかったかも…
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溺愛アリス(プロフ) - 楓さん» 喜んでいただけて良かったです！他の方からもリクエストを受けていてそちらが10の方で大分お待ちいただくようになるかと思いますが更新します。そちらの方もよろしくお願いします！ (2019年2月2日 13時) (
レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 一条兎万兎来たー！この日を待ちわびていました！ありがとうございます！やったー！ (2019年2月2日 8時) (レス) id: af0f7febd7 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - いえいえ、大丈夫ですよ頑張ってください (2019年1月26日 16時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
溺愛アリス(プロフ) - 博麗霊夢さん» お久しぶりです。いつもありがとうございます！リクエスト承ります！が、ご存知の通りリクエストがたんまり溜まっていて大変お待たせしてしまいます。申し訳ないですがよろしくお願いします。 (2019年1月24日 21時) (レス) id: 7c1307ef69 (このIDを非表示/違反報告)
博麗霊夢 - 溺愛アリスさんお久しぶりです。リクで、一角の話をお願いします。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 9cf44a6a4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：溺愛アリス | 作成日時：2018年8月8日 18時
