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「男バレのマネージャーやってる時点でもう危なくない？」
「既に殺されててもおかしくない可能性は無きにしも非ず」
「まあ不思議で不思議で」
そもそもなぜ北さんは私をスカウトしてくれたのだろう。
他にもやりたい子なんていっぱいいたはずだし、現に「立候補しよかな」なんてクラスメイトもいたわけだし。
すっかり忘れていた疑問点を改めて引っ張りだされると、気になって気になって仕方がなくなってしまう。
「その理由、俺なんとなく分かる気ィすんねんけど！」
「侑くん」
治くんと言い合いをしていたはずの侑くんが会話に割り込んできた。どうやら銀島くんが上手いこと場を収めたらしい。いつもありがとう。
でもどうして侑くんがその理由を知ってるのか。
「女子から何のお咎めも無いんは、Aちゃんお得意、人たらしイケメン発言のおかげやろ」
「ひ、人たらしイケメン発言？」
「ああ、納得」
「えっ何で！？」
「んでもうひとつの方は北さんに直接聞いたらええんとちゃう？今から会うわけやし」
ベラベラ話しているうちにいつの間にか着いていた図書室。
その扉を、彼は勢いよくガラリと開けた。
***
「ええか。授業さえ聞いとれば何とでもなんねん」
「聞いてますけど何ともならんのですよお･･･」
「嘘。侑くん寝てるでしょ」
「ほお」
「Aちゃんちょい静かにしよか」
がぱりと口を片手で塞がれ既視感を覚える。
やめたれと北さんが侑くんの手を払いのけた。
思った通り、テストの話だ。
侑くんも角名くんも銀島くんも、コッペパンをとうに食べ終えた治くんでさえも神妙な顔をしている。
「Aさん、こいつら頼むな」
「わ、わかりました」
「特に双子。困ったら連絡してくれてええから」
ほんじゃ言うこと言うたしあとは解散。と席を立つ北さんに、私は問いを投げ掛けた。
ずっとずっと、聞きたかったこと。
「あの、北さん」
「うん？」
「どうして私を、マネージャーにスカウトしてくれたんですか」
北さんは一瞬首を捻った。
そして思い出すようにせや、と話し出す。
「監督に頼まれたからやったわ」
「そうだったんですか･･･」
「おん。俺も『何でですか』って聞いたんやけどな」
聞いたんかい。北さんも疑問に思ったんかい。
ちょっぴり悔しさもありつつ続きを聞いていると、親に感謝したくなるような理由だった。
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シノメ(プロフ) - るぴあさん» ようやくボールペンを持ちました〜！！感想ありがとうございます！！続々編も是非楽しんで頂ければなあ、と思っておりますので〜！！ (2019年10月12日 17時) (
レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
るぴあ(プロフ) - もう、むちゃくちゃおもろいです。ボールペンを持たれるのを待ってます！！！！ (2019年10月10日 17時) (レス) id: d73982be8d (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - 來さん» 待っててくださってありがとうございます！なかなか甘々な展開に持って行けてないのですが、これからちょこちょこ増やしていけたら良いなと思っております！わあ嬉しい...！身体の心配までしてくださってありがとうございました！これからも頑張ります！ (2019年9月29日 17時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
來(プロフ) - 待ってました！お疲れ様です！相変わらず青春してるなー、と微笑ましく見ております。更新も早くて侑くん達と同じように作者様を応援する毎日です。体調に気をつけて頑張ってください！素敵な作品をありがとうございます！ (2019年9月28日 19時) (レス) id: 5f382bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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