8 : you ページ8
-your side-
「クォンリラさんですよね？ 」
昼ご飯を買いに購買へ行こうと階段を上りきっ
たところで、前から現れた見覚えの無い人。
「 テヒョン先輩も ジミン先輩も...
ジョングク君まで... 」
テヒョンとジミンのファンだろうか？
よくある事で、こんなことにも慣れてしまった
ものの、
" ジョングク君？ " あの彼だよね？
あの一度きりしか話したことのない彼の名前が
出てきたことに、
『ジョングク君とは一度しか会ったことないよ?
どうして？』
純粋に質問をしただけだった。
「どうして... あなたばっかりっ！！」
彼女の顔色が変わった。
" ああ、やってしまった "
彼女の手が振り上げられ、自分が今階段を上っ
てきたところだったことに気がつく。
身構えた瞬間だった
「やめろっ！！」
あの彼が、彼女の手を捕らえていた。
「...なんで...傷つけようとするんだよ...
誰も傷ついて欲しくないんだよ...
もうやめてくれよ... おかしくなりそうだ...」
大きな彼の身体には似合わない弱々しく震えた
声。
力が抜けていくのが見えるようだった。
ああ... この人はずっと傷ついてきたんだ。
こんなに悲しい目をしていたんだ。
「リラっ！！」
ジミンの声で、ハッと我に帰った。
私の右手は、ジョングク君へと伸びていた＿
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
