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-jimin side -
近すぎると、分からないことがある。
テヒョンにリラを頼み、
距離を置いてから随分経った。
毎日、リラはテヒョンと笑い合っている。
朝も夜も、リラの部屋の窓を見つめて､
講義はリラのいる席が見える席に座って､
無意識にリラのいるカフェのある駅で降りよ
うとしていた｡
離れたら分かること...
「子供の頃と変わってないな... 」
二人がまだ小さかった頃の記憶が
頭に浮かんだ。
＿＿
2泊3日の家族旅行。
" 夢の国 " なんて名前のテーマパーク。
｢リラちゃんのすきなメリーゴーランドだ！
リラちゃんとコーヒーカップにのると、
すごくはやくまわるんだ！」
そんなことばかり考えて、酷く寂しくなって、
「リラちゃんがいない... 。」
初日から、まるでこの世の終わりだってくらい
泣き暮れた。
泣き疲れては眠る。そんな3日間。
やっと家の辺りに帰り着くと、
車が駐車場に止まるなり、飛び出して
リラの家のインターホンを鳴らした。
「リラちゃんっ！ ジミンだよっ！
あけてっ！！ 」
『ジミナ！ どうしたのっ！
泣いたの？ おめめまっかだよ！
いたいの？！ けがしたの？！
びょーきなのっ？！』
僕を見るなり、大きな目をさらに大きくして、
僕を心配するリラを見て、それだけで自分は
リラの" 特別 "なんだと笑みが溢れた。
「リラちゃんが、ジミンがいなくて
ないてるかもしれないから、かなしかったの｡｣
なんて、子供ながらに泣いてた自分が恥ずかし
くて、必死に訳のわからない理屈をこねた｡
" リラとジミンは離しちゃいけないね。"
それぞれの後ろで、親たちがそう言って、
「「だねっ！」」
2人でそう笑い合った。 ＿
「遅いな... 」
まだ暗いままの彼女の部屋。
リラ。そばにいなくても平気なの？
君を" 特別 "だと、そう思っていたのは
僕だけ なの...？
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
