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-jimin side -
「コラっ！ リラっ！！」
やっとリラを見つけ、捕らえた｡
「何があったか話すまで、放さないからね。」
観念したように、さっきの出来事を詳しく説明
するリラ。
話の内容に、大きなため息が出る。
「いい？ もうジョングクとは関わらないで。」
なんで？と言いたそうなリラに続ける。
「階段から落とされかけたんだよ。
ほんとにわかってるの？」
「これ以上関われば、また今日みたいなことが
起こるかもしれない。」
「お願いだから… 心配させないで…。」
＿＿
物心ついた頃には、そばにリラがいた。
" 幼なじみ " なんてありふれた言葉では片付け
られない。
リラは本当に優しい子だった。
人の痛みには驚くほど敏感なのに、
自分の痛みには鈍感だった。
いつものように公園で遊んでいた日。
ボールを追いかけ道路に飛び出した小さな男の
子に気がついて、リラは走り出した。
今でも昨日のことのように憶えている。
リラに向かうバイク...
心臓が凍りつくような、
息の止まるような瞬間だった。
バイクはクラクションを鳴らし、二人を避け、
大事には至らなかった。
「危なかったー」と苦笑いするリラに、
初めて激しい " 怒り " を覚えた。
" 僕のそばからいなくなるなんて許さない "
その日僕は、
自分の中に生まれた感情と対峙した。
．
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sayu_(プロフ) - hirotdmさん» hirotdmさん、素敵なコメントありがとうございます！作者、とても嬉しいです！微力ながら少しでもいいお話になるよう頑張りますね。 (2020年9月22日 19時) (
レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - ありがとうございました。 (2020年5月31日 21時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - お気に入りに登録、ありがとうございます！ (2020年5月10日 1時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
sayu_(プロフ) - たくさんの方に読んで頂けてほんとに嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2020年4月2日 20時) (レス) id: 70f7b238b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sayu_ | 作成日時：2020年1月30日 16時
