〜再会〜川村壱馬 (ページ15)

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幼なじみページ15

「よし、アップしよかー！」

「え、陣さんライブ前に汗かくのやめてくださいよ？」

「北ちゃんそんなん言わんといて」

楽屋はいつも通り賑やか。

俺はライブ前の声出しとかルーティーンをあまりしない

大体ゲームか、本読んでるか。

今も一応片手にゲームは持ってる、持ってるだけで手は動いてないんだけど、、

頭の中は、

あいつ、ちゃんと会場着いたかな、、

道迷ってないか、、

入口の場所分かるかな、、

Aのことでいっぱいだった。

「壱馬さん、どうしたんすか、ボーッとして」

「お、おう慎。おはよ」

慎に声をかけられてハッとする

「おはようございます。なんかあったんすか？」

慎は俺の変化によく気づく。

「いや、実は、、」

…

「えー！マジすか！Aさんが！」

「ちょ、慎、声でかいって！」

慎に今日Aがライブに来ることを説明すると、あり得ないくらいデカイ声で驚いた。

「あ、すいません、」

「え、なになに！？Aさんて誰や壱馬！」

慎の声に寄ってくるメンバー

「いや、陣さん、何もないっす」

慎がそう言うも、皆んなは俺が女の子の名前を口にするのが珍しいからか、目をキラキラさせて俺からの言葉を待っている。

「っ、あー、まあ幼なじみっす、、」