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「流星くんおはよう」
今日まず一つ目のタスククリアだ。自分より早く来た私に驚いたのか、一瞬固まった後「おはよう」と返してくれた。
昨日の夜に、明日やることを箇条書きにしておいたのだ。思い立ったが吉日と言うし、やれることは全てやっておこう。
「流星くん、これ見て」
「んー？」
昨日祈りを沢山込めたクッションを見せる。
ポメルン十周年記念デザインのそれは、ポメルンがパステルカラーのポップな衣装を着てお菓子の家で過ごしている、という何ともかわいい絵柄である。いやポメルンはどんな絵柄でもかわいいけど……。
「お。覚えててくれたん」
「うん」
「やっぱポメルンかわいいわ…」
「分かる、分かるで」
どんなポメルンでもかわいい、どんなポメルンでも好きだ……。
「あ、今日さ」
「うん」
「あそこのショッピングモール行かへん？」
流星くんが指した先には大きいショッピングモールが見える。高校から徒歩五分ほどの場所にあり、ここの学生の溜まり場のようになっているのだ。
「うん」
楽しみとソワソワすると時間が経つのが遅く感じられる。漸く鳴った放課後のチャイムに、私は足早に彼の元へ駆けた。
「じゃ、行こか」
頷いて、彼の後ろを歩き始める。
ポメルンのクッションを見せるというタスクも果たしたから、残りは私から手を繋ぐ、のみである。けれど、先程から私たちの間には一人分の隙間が開いており、自分から近付くのはなんだか憚られる。
けれど、自分から行くって決めたんだから。
( ええい、もうどうにでもなれ！ )
「！」
ぱし、流星くんの手を掴んだ。流星くんは一瞬立ち止まりこちらを凝視した後、指を絡ませてきた。満足気な彼の顔、私は動揺がバレないように目を逸らす。
「あのショッピングモールにジュース売ってる店あるやん」
「うん、ある。……あ」
「そう」
「ポメルン」の声は二人同時で揃った。笑いながら、そういえば今日からかぁと思う。
ポメルンの十五周年を記念して、そのジュース屋さんとコラボをしているのだ。ポメルンのコラボドリンクを一本買うごとに、ポメルンのコースターが三種のうち一種付くのだ。
「俺が二本飲めば三本やから…揃えられるチャンスはありそうやな」
「待って、私も二本飲む。その方が確率上がるやろ」
「胃壊さん？」
「弱い方ではないと思う」
大丈夫大丈夫と言いつつ、互いにドリンクを二本注文した。
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ぴの山(プロフ) - み(名前)さん» こんにちは、それなら何よりです。。！読んでくださりありがとうございます！ (2022年8月14日 14時) (
レス) id: df2014b5f8 (このIDを非表示/違反報告)
み(名前)(プロフ) - 青色ジャス民です。めっちゃキュンしました (2022年8月14日 1時) (レス) @page28 id: 5d7aa8d35f (このIDを非表示/違反報告)
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