８人目は女の子【JW】

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パートを覚え、次に振り付けを教えてもらうこととなった。神ちゃんが振り付けをした曲を直接教えてもらう。

「ダンス曲だから複雑やけど、キーコなら全然覚えられると思うで」

俺も頑張って教える、と意気込む神ちゃんと早速振り付けの確認をしていく。全体の動きも見なければならないのでメンバー皆が協力してくれた。

その後もユニット曲のことや、MCのことなど、様々なことを伝授してもらい、初の生配信に緊張していた私を励ましてくれた。ジャニーズWESTの私として、頑張らなければならないと改めて感じた。

日が暮れる頃、今日の練習はここまでとなった。皆に別れを告げて、マネージャーの車へと向かった。

「生配信参加なされるんですね」
「はい」

発車してまもなく、マネージャーの方がそう呟く。独り言にも聞こえる言葉に返事をした。

「余計なことを言ってしまったんじゃないかってずっと考えてたんです」

だから今日の話し合いの場は正式に辞めることにしたということかもしれないと思っていたらしい。ファンだとしても言う資格はない、と。

「そんなことありません。マネージャーさんの言葉のおかげで無理することなく踏みとどまれましたし。もし休んでいなかったら本当にメンバーに迷惑をかけてしまっていたかもしれないです」

だから気に病む必要はないし、むしろ感謝している。その旨を丁寧に伝えた。マネージャーの返事は力強く、喜びと幸せを噛み締めた晴れやかなものだった。



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