小夜を殺したのは僕だ。 (ページ20)

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朝餉の時間

今日は山伏さんと今剣さんと同田貫さんだったからか朝からかつどんだった。

主命と言うより、もはや仕事とかしている長谷部さんのいただきます！という声で朝餉が始まった。

主「今日の内番を言うぞ！馬当番、次郎太刀と太郎太刀！」

次郎「今日は馬当番かい？怖がられなきゃいいけどねぇ！」

主「畑当番、加州と秋田！炊事当番、今剣、山伏、同田貫！」

今剣「ひるげもゆうげもかつどんでいいですか？」

加州「それはやめてくれると嬉しいな」

主「出陣メンバーは隊長に夜深桜！あと隊員は山姥切、博多、三日月、小夜、浦島！場所は厚樫山だ！頑張れよ！」

ついに僕の出陣です。
初陣で厚樫山ということには不安だけど、小夜くんと浦島くんは''極カンスト,,だし、他の方も90を超えているので大丈夫ですね！

主「出陣は朝餉が終わってから1時間後、庭に集合してくれ！」

主から聞いた話だと厚樫山は僕を拾ったところだそうだ。だからもしかしたらそこに行けば何かあるかもしれない。
主はそう僕に伝えてくれた。

僕自身に森で拾われた記憶はないけど、薬研も一期も、口を揃えていた。
僕は記憶を思い出したいのかな？

記憶を取り戻したら悪いことも一緒に思い出してしまうから、

それならいいのかもしれないな、と何度も考えた。

僕は朝餉を黙々と食べて、皿を厨に運んで、そこにいた山伏さんにご馳走様です、と声をかけた。

山｢夜深桜殿！頑張ってくれよ！」

僕はありがとうございます。と返事を返して、部屋に戻った。