花を求める話 15 ページ41
不思議と、春に萌え出たように点在と生えている。気が付かなかった。これで登りやすくなったと桜花は木に飛んでは掴み、そして。
シュネル「桜花!」
友人達の手を掴み、無事に戻った。
桜花「落ちた瞬間、最期に1時間昼寝したかったと思ってた...」
シュネル「どうでもいいよ...!」
金蘭「ったく、こんな幼馴染いらねぇよ...」
シュネルに抱きつかれ、金蘭は大の字になって倒れた。花を手にした桜花は4人に目を向けると
桜花「花、死守したのでお咎め無しで」
と言って白虎に手渡すと、相手は深い溜め息を吐いた。
白虎「やっと手に入れたか...これでもう用は無い。帰還するぞ」
玄武「そうじゃな。帰る前に祝杯挙げようかね」
青龍「待てよ、玄武。良く呑めるよな、あんな濁った酒と茶。俺と白虎は理解し難いぜ」
白虎は桜花とシュネルを見て言った。
白虎「そこの女2人」
シュネル「な、何...？」
白虎は深々と謝罪をした。
白虎「...申し訳なかった。下界者共は皆、醜いとばかり思い詰め、無礼を働いた我が情けない。済まなかった」
桜花「シュネルさん、許してやろう。反省しているの、分かったからさ」
シュネル「わ、分かったわよ...」
金蘭「それよりも帰ろうぜ。俺、休みてぇよ」
金蘭の言葉に、桜花とシュネルはそうだと立ち上がった。
シュネル「もう、あの人達来ないわよね...」
玄武「朱雀からの言葉じゃ。『かの者達はここへは来ない』とな。大丈夫じゃ、ゆっくり降りて行きなさい」
3人の影が降りて行くのを
青龍「俺達を根掘り葉掘り聞かなかったな」
と、青龍は言った。
朱雀「あの者達には、醜い欲がほとんど無いのでしょう。種子が落ちて、1000年も地と海の果て、探し回ってようやく見つけました」
青龍「ったく、事の発端は天帝がヘマやらかして」
玄武は微笑みながら青龍に一発お見舞いする。遣いの蛇達も冷たい目で見ていた。
玄武「白虎、あの投稿を消してくれるかの?」
白虎「言われるまでも無いです」
白虎は天に向けて目を閉じる。雲の流れが変わり、夕日は見えない忘却の光を降り注ぐようだった。
白虎「終わりました。これで花を天へ持ち帰る事が出来る」
あの3人とまた会うのは2度と無いだろう。だが俗世では珍しい変わった者達だったなと、4人は花と共に夕日に消えた。
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ルツ・ヒューイット(プロフ) - ぼうきれ/新藤緋色さん» 最後までお読み下さり、ありがとうございます(^^)オムライスの質問、こちらもご返答ありがとうございます＾＾ (2021年6月27日 18時) (
レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
ぼうきれ/新藤緋色(プロフ) - 面白かったです！ ちなみにオムライスは後者が好きです (2021年6月27日 18時) (レス) id: 9dfed805b5 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - 久し振りのドレミファソラル様とのコラボ話、連載スタートです!推敲しながら進めるので、やや更新頻度が遅くなるかもしれませんのでご了承下さい(土下座)。ドレミファソラル様のオリキャラ、スペンサー・ホームズ君と私のオリキャラ、シシィ出演のほのぼの短編です。 (2021年6月14日 8時) (レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - ぼうきれ/新藤緋色さん» ありがとうございます！^ ^嬉しいです (2021年6月6日 6時) (レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
ぼうきれ/新藤緋色(プロフ) - 面白かったです！ 四神ってやっぱかっこいいですね……ルツ様の発想力がとても羨ましく、また憧れます！ (2021年6月6日 6時) (レス) id: 873895aabe (このIDを非表示/違反報告)
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