花を求める話 6 ページ32
青龍「そうか、なら俺はインストラクターになるか!」
唇を長い舌で潤すと、青龍刀を横に振り下ろした。咄嗟に伏せ、また丸太を飛び越えて気付いた。ハンターが丸太に埋め込まれた楔を外した瞬間、両側から木の壁が迫った。挟まると悟った時
青龍「あ、手滑った」
背後の声と共に青龍刀が丸太の壁に挟まった。ぺしゃんこにならずに済み、シュネルは着地する。
「おい青龍!なんで助けた！？」
青龍「話しかけるなって、抜いてる所だ」
同士討ちの隙に、シュネルは丸太を飛び越えた。今度は大丈夫だったが束の間だった。
シュネル「きゃあ！？」
着地した地面が陥没した。咄嗟に掴んで何とか這い上がる。
シュネル「もう...!」
卑劣な罠に怒りを覚え、その力が前へと進ませた。その後も続く障害物の攻撃を華麗にかわす程に。そして最後の罠を越えて息を吐いた。
シュネル「これがアスリートの卵の実力よ!」
そう言った直後だった。ハンター達が次々とシュネルに掴みかかった。ヤケを起こしたようだった。
シュネル「ちょっと、は、離してよ！！金蘭、助けて！！」
必死に抵抗するも払いのけられない。不意に、騒々しい音が上に聞こえた。見上げると、喧しく飛ぶヘリコプターとドローンに異変が生じていた。ドローンが次々に落ちていく。
「なんだ、何があったんだ！？」
「おい見ろ!ヘリが...ぶつかるぞ!」
ヘリの乗員がパラシュートで脱出した直後、機体が岩壁に激突した。空気の振動がシュネルらを襲う。
シュネル「わああ!」
「仲間は無事か！？」
「やってられねぇ!戻るぞ!」
ハンター達は、シュネルを置いて駆け降りて行った。
青龍「やるなぁ、白虎」
青龍はシュネルに近づくと、手を引いて立たせて抱き寄せた。
シュネル「ひぃあ！？」
男はニヤリと笑いながら言う。
青龍「嬢ちゃん、休憩がてら、花よりも良い話を聴かせてやろうか?」
気持ち悪い一択、シュネルは思い切り平手打ちしてこう叫んで走り去った。
シュネル「この変態！！そんな甘い言葉言っていいのは彼氏で結構！！」
残された青龍は、受けた仕打ちを笑い飛ばしながら立ち去った。
青龍「全く。ま、これで花手に入れてオークションで落札しようと来た輩は諦めたようだな。玄武の奴、そろそろか。あんなお茶もどきと酒もどきのどこが良いんだか...」
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ルツ・ヒューイット(プロフ) - ぼうきれ/新藤緋色さん» 最後までお読み下さり、ありがとうございます(^^)オムライスの質問、こちらもご返答ありがとうございます＾＾ (2021年6月27日 18時) (
レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
ぼうきれ/新藤緋色(プロフ) - 面白かったです！ ちなみにオムライスは後者が好きです (2021年6月27日 18時) (レス) id: 9dfed805b5 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - 久し振りのドレミファソラル様とのコラボ話、連載スタートです!推敲しながら進めるので、やや更新頻度が遅くなるかもしれませんのでご了承下さい(土下座)。ドレミファソラル様のオリキャラ、スペンサー・ホームズ君と私のオリキャラ、シシィ出演のほのぼの短編です。 (2021年6月14日 8時) (レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - ぼうきれ/新藤緋色さん» ありがとうございます！^ ^嬉しいです (2021年6月6日 6時) (レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
ぼうきれ/新藤緋色(プロフ) - 面白かったです！ 四神ってやっぱかっこいいですね……ルツ様の発想力がとても羨ましく、また憧れます！ (2021年6月6日 6時) (レス) id: 873895aabe (このIDを非表示/違反報告)
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