花を求める話 4 ページ30
金蘭「やばいやばい、逃げろ！！」
3人はドローンの群れから逃げ出した。
白虎「我の名は白虎。幻の花は誰にも渡さない!」
金蘭「知った事か!」
桜花「こうなったら別行動して撹乱させるしかない!じゃあまた!」
桜花はそう言うと、山道から逸れた。数機が桜花の跡を追う。
シュネル「え！？ちょっと!桜花!」
金蘭「気をつけろよ!彼奴を信じろ!」
金蘭はやや太い枝を折ると、突進してきたドローンに思い切りぶつけた。ドローンは壊れ、数機が巻き添えを食らった。
金蘭「えー、視聴者の皆!序盤でいきなりアクション映画さながらの体験に突入したようだ...応援よろしくな！！」
走りながら実況する金蘭。その間にも三機のドローンが2人に向かってくる。
金蘭「シュネル、走ってろ!ここは俺が食い止める!」
シュネル「え...！？わ、分かった!」
金蘭は立ち止まり、わざとらしいポーズを取ってニヤリとほくそ笑んだ。
金蘭「さぁ、ショータイムだ!」
桜花は登るように走っていた。疲労感も足も無い小型ヘリには無問題。これは厄介だ。
桜花「研究って言ってたな...何にするんだか」
はぁと溜息を吐くと同時に、木の枝を掴んだ。ぶら下がって身軽になった足を、思い切り振り子の要領で蹴り落とす。刃物の付いたドローンは木に突き刺さり、制御不能に。
白虎「な！！この...!」
残りの数機も襲いかかるが
桜花「私、花なんてどうでもいいですから」
そう言うと瞬時に枝の上に乗り、ぽっちゃりとは思えない程木々に飛び移る。
白虎「この、ちょこざいな...!」
そして桜花は再び高い木の枝に飛び付く。
桜花「じゃ、お帰り下さいね」
ひゅっと逆上がりのように身体を動かす。急な動きにドローンは止まらず遂に。
今こそ久し振りの棒術を披露する時。
金蘭「いくぞ！！」
ドローンを倒そうと身構えた時だった。
白虎「ぎゃあああああああ！！」
情けない悲鳴が響き、目を向けると桜花を追いかけていた白虎だった。
白虎「撤退!撤退だあああああああ！！」
その背後には黒煙、いや大量の蜂だった。桜花はリーダーの頭上の蜂の巣をドローンにぶつけ、濡れ衣を着させたのだ。流石の彼等も慌てふためき、操縦する暇もなく、すぐに投げ捨てて逃げた。
金蘭「美味しい所取ったな...」
動かなくなったドローンを見つめながら、金蘭は呟いた。
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ルツ・ヒューイット(プロフ) - ぼうきれ/新藤緋色さん» 最後までお読み下さり、ありがとうございます(^^)オムライスの質問、こちらもご返答ありがとうございます＾＾ (2021年6月27日 18時) (
レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
ぼうきれ/新藤緋色(プロフ) - 面白かったです！ ちなみにオムライスは後者が好きです (2021年6月27日 18時) (レス) id: 9dfed805b5 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - 久し振りのドレミファソラル様とのコラボ話、連載スタートです!推敲しながら進めるので、やや更新頻度が遅くなるかもしれませんのでご了承下さい(土下座)。ドレミファソラル様のオリキャラ、スペンサー・ホームズ君と私のオリキャラ、シシィ出演のほのぼの短編です。 (2021年6月14日 8時) (レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - ぼうきれ/新藤緋色さん» ありがとうございます！^ ^嬉しいです (2021年6月6日 6時) (レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
ぼうきれ/新藤緋色(プロフ) - 面白かったです！ 四神ってやっぱかっこいいですね……ルツ様の発想力がとても羨ましく、また憧れます！ (2021年6月6日 6時) (レス) id: 873895aabe (このIDを非表示/違反報告)
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