冥府の悪霊達 7 ページ7
イスカーチ「ちょっと!どこに行くのよ⁉パーシアス・ホーマー・ウッド‼って、シュネル⁉」
シュネルも魔法陣から飛び出した。
シュネル「ごめん、私...会いに行かなきゃ!すぐ戻るから‼」
金蘭「はぁ⁉」
パーシアス「大丈夫だって!すぐ戻るぜ‼」
茶智子「待って!ねぇ、待ってよ!2人とも‼」
2人は3人の制止を無視して、暗闇の中に消えてしまった。
金蘭「どうすんだよ...!シュネルはいっつもわがままだぜ...。それに、もういい加減にしてほしいのに...」
いつもお調子者の金蘭は、苦虫をかみ潰したような顔で言った。
金蘭「クソ両親の事なんか忘れて、テメェらしく生きていると思ってたのによ...」
イスカーチ「...残念だけと、シュネルはまだ両親を信じているのよ...。もしかしたら...」
茶智子「......」
2人の身の上は、少なからず知っていた。
シュネルの両親は、酷い親だった。
互いを傷つけ合い、挙げ句の果てには実の娘まで暴言を吐き、殴り蹴るようになった。
けれど、昔は仲の良い2人だったと聞く。いつから、2人の関係は悪化したのだろう。何のきっかけもなかったはずなのに。
何度か、両親が仲良くなるように取計らったり、昔のように仲良くなってほしいと、シュネルは直談判したが、2人は結局、強盗に殺されるまで和解しなかったという。
パーシアスの母親は、パーシアスと彼の妹を授かって、夫と共に幸福な日々を送っていたが、夫が魔獣の血を引く存在で、我が子にも流れているとある時知り、何も知らなかった我が身を恥じて発狂した。そして、まだ幼いパーシアスを、狭く暗いクローゼットに押し込めて閉じ込めさせたのだ。そしてそのまま、自ら命を絶った。彼が、狭くて暗い場所を極度に恐れるようになった原因だ。
金蘭「自分達のクソな親が、もしかしたらこの世界にいるのかもしれない。彼奴らは、テメェがやらかした事を、死んでからやっと心の底から悔いているかもしれねぇ...。そんな淡い希望抱いちまったのか...」
イスカーチ「......本当に、2人はなんだかんだ言って優しいわね...」
イスカーチは呆れたように吐くと
イスカーチ「茶智子、楊 金蘭。私が連れ戻しに行くから、ここで待っていて。元婦警の私を、信じて」
決意の込もった声で一歩踏み出し、魔法陣から出た。
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ルツ・ヒューイット(プロフ) - 新藤息吹さん» ありがとうございます！アンテをもしやるとしたら、ずっと平和ルートばっかすると思います（笑）フラウィー戦もヒーローアンダイン戦もやりたい気持ちはありますが、やりたくないです（笑） (2018年11月17日 21時) (
レス) id: 62681feacb (このIDを非表示/違反報告)
新藤息吹(プロフ) - 面白かったです！見事にUndertaleにハマりましたね… (2018年11月17日 20時) (レス) id: 4a72550ddd (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - すぐ終わるかもしれない話です（笑）一応、ホラーチックな(？)ストーリーになります。 (2018年11月14日 22時) (レス) id: 62681feacb (このIDを非表示/違反報告)
新藤息吹(プロフ) - 面白かったです！体を温めてゆっくり休んでくださいね！ (2018年10月26日 18時) (レス) id: 4a72550ddd (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - 訳ありまして、私ルツは...『ルツ・ヒューイット』というペンネームに変えます。呼び方はこれまで通り『ルツ』で大丈夫です！ (2018年10月13日 18時) (レス) id: 62681feacb (このIDを非表示/違反報告)
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