驚天動地の殺意 60 ページ10
「俺だけでは手間がかかる事をあの男、思い出した、アモル・エンジェルだ。そいつは何もかも援助してくれた。手術費用も何もかも、全てにおいて援助してくれた。別人のように変える為に、初めて魔界の手術を受けたんだが...大したものだったぜ」
「それまた違法な事を...兎も角、貴方は『ダヴィデ・ロック』と名乗り、時を経てこの劇団の所へ、『スケーナ』にやって来た。亡きサラ・リメのファンとして」
「ああ、姿形と名前はそいつから取ったんだ。ダヴィデ・ロックは、今のこの俺と似た姿。そして、サラのファンだった。全く同じ2人がいては面倒な事になる。ああ、今でも幽閉継続中だ。生きてようが死んでようが、どうでもいい」
それを聴いたプロムナードは、即座にこう言って出ていった。
「早急に本物のダヴィデ・ロックを救助するよう、要請を入れてくるぞ」
「分かった、リピンコット。...説明を続けろ、レティシア・アニー・ネモフィラ」
「ええ、警部さん。最初に殺そうとしたのは誰だったのか。異父妹を襲った人物...デボラさんに間違いはないですか？」
「ああ」
男ははっきりと答えた。
「どうしたわけか、あの女は運が良かったみてぇだったな。あの日、俺は日雇い清掃員として潜入していた。アモル・エンジェルから、そう計画を持ちかけたんだ。あの動揺っぷりは、笑えるな。まさか自分が罵って傷つけた相手の名前があったら、誰だって動転するさ。彼女に口紅を贈り、警戒心を解かせる。けれど、その隙を逃さなかった。最初に俺が殺したミリアムは、本当は殺したくなかった」
ヨシュア・リメは人気の無い楽屋に忍び込む。掃除用具を抱えていれば、例え誰かに見つかったとしてもただの清掃員だと片付け、警戒心を抱かない。
「よし、ちゃんと中身はあるな。漏れてもいない」
取り出したのは、流行りのクラシカルな形の消臭スプレー。何度も密かにデボラを尾行して、この様な消臭スプレーを使っていると分かると、すぐに購入して毒物を混ぜた物だった。毒は無臭であったから、何度も使用したとて不審を抱かない上に、その様な物にまさか毒物があるとは夢にも思わないだろう。ヨシュアは念入りに周囲を確認すると、素早く取り替えたのだった。
「後は、じわじわと苦しむだけだ。脇にかけた時、湿度によって皮ふの奥深くに染み込み、毒が回る仕組みだ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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りぶ - 用語一覧、ありがとうございます！ すごく良かったです!!! (1月11日 16時) (
レス) id: 5f459e3a39 (このIDを非表示/違反報告)
りぶ - ルツ・ヒューイットさん» 遅くなりました、全部でなくとも見てみたいです！ (12月18日 5時) (レス) id: 5f459e3a39 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - りぶさん» おおお...今度は用語集でございますか...！検討してみましょう。もし制作する事になったら、またかなり時間がかかる上に、全部とはいかないかもしれません宜しいですか？ (9月3日 6時) (レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
りぶ - 魔法一覧、ありがとうございます！ とても嬉しいです。もしもう1つ私のわがままを聞いてくださるのであれば、特殊な用語が多いのでその用語集がほしいです。が、これはあくまでもわがままですので、作者様のご意向に従います (9月2日 23時) (レス) @page17 id: 5f459e3a39 (このIDを非表示/違反報告)
りぶ - ルツ・ヒューイットさん» はい！ 待っています (7月26日 21時) (レス) id: 5f459e3a39 (このIDを非表示/違反報告)
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