絹と霧が織りなす悪意 3 ページ21
「ちなみに、断りを入れる事は許しません。たとえいかなる理由があろうと、来ていただきます。ラベンダー様は気位の高いお方。つまらない理由で来ないとなると、この店を潰しかねないかもしれませんね」
「プルメリアさん、不吉なこと言わないで下さい。恐ろしすぎて、夜眠れないです」
サイラスは恐れをなして言った。これまで生きてきて、身分の高い者と対面するなんて思いもしなかった。流石に今回ばかりは断れそうもない。すっかり白旗を揚げた店長は言った。
「畏まりました。3日後までに準備を整えておきますので...」
「良い返事です。長旅になりますので、交通費及び旅費はこちらから全てお出ししますので」
簡単なやり取りを終え、彼女が出ていったのを確認するとようやく本音を言い合った。
「マジかよおおお！！こんな事になるなんてええええええ！！」
流石のエルスペスも、絶叫して緊張に震えていた。
「落ち着け、馬鹿！本当なんだぞ！もうドタキャンすら許されねぇから、大人しくするしかないぜ...」
ライオネルはそう言って、店内を行き来した。彼も落ち着いていないようだ。
「どうしよ！？服装！今のうちに買った方が得策だよな！」
「変な服装すんなよ、エルスペス！お前女だから、ドレスでも持ってこいよな」
「うわぁ、ドレスやだぁ...」
「店長、またこの店を空けなくてはなりませんね」
レティシアは、サイラスに向かって言った。
「そうだよな...。しかも長旅だ。3日位空ける休みじゃないからな...」
「ステラも一緒に行きましょ。1人で留守番は寂しいでしょう？」
「本当ですか、レティシアさん！？勿論です！あたしも、初めての旅を楽しみたいです！」
レティシアは、ニコリと微笑んだ。
「色々と忙しくなるから、今日から準備をしましょう」
「うわぁ...親になんて言おう...」
「高原だから、寒さ対策するべきか...」
「泥棒が入ってこないよう対策するか、面倒くさいな」
一同は店をようやく閉めると、それぞれの思いを抱いたまま帰宅したのだった。
『テルティオー・クオクエ・メンセ』は3日間準備をして、プルメリアを筆頭として現れた遣い達を待ったのだった。しばらくして豪奢な馬車と共に遣い達が現れ、一行は乗った。その前に『しばらく休みます。雑貨屋一同』という看板を、雑貨屋の扉に提げて。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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アサガオ
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りぶ - 用語一覧、ありがとうございます！ すごく良かったです!!! (1月11日 16時) (
レス) id: 5f459e3a39 (このIDを非表示/違反報告)
りぶ - ルツ・ヒューイットさん» 遅くなりました、全部でなくとも見てみたいです！ (12月18日 5時) (レス) id: 5f459e3a39 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ・ヒューイット(プロフ) - りぶさん» おおお...今度は用語集でございますか...！検討してみましょう。もし制作する事になったら、またかなり時間がかかる上に、全部とはいかないかもしれません宜しいですか？ (9月3日 6時) (レス) id: d8efa9f421 (このIDを非表示/違反報告)
りぶ - 魔法一覧、ありがとうございます！ とても嬉しいです。もしもう1つ私のわがままを聞いてくださるのであれば、特殊な用語が多いのでその用語集がほしいです。が、これはあくまでもわがままですので、作者様のご意向に従います (9月2日 23時) (レス) @page17 id: 5f459e3a39 (このIDを非表示/違反報告)
りぶ - ルツ・ヒューイットさん» はい！ 待っています (7月26日 21時) (レス) id: 5f459e3a39 (このIDを非表示/違反報告)
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