まだ2人とも幼い。今のところは胸の内に留めておいて、佐吉の成長次第で許嫁にするかと頷いた。 「にいさま?」 「なんでもないよ、紫乃。鞠遊びでいいかい?」 「はい!」 それなりに忙しい日々ではあるが、半兵衛はこうして紫乃と顔を合わせる時間を必ず作った。あまり時間が取れなくても 愛らしい妹は輝かしい笑顔で喜んでくれるのだ。 言葉を交わし、共に遊ぶたびに思う。 よそにはやるまいと。 「そら、高く投げるよ。取ってごらん」 「とります!」
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月に混ずる光射し。【事前告知】 真・マイ想像世界<黄昏の舞の君> 創作意欲のワンフレーズ 2
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作者名:クヴァール x他1人 | 作者ホームページ:なし 作成日時:2024年2月19日 10時
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