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｢そう仰らず｣
｢なっ、離せ不敬であるぞ！！｣
ひょいと担がれて屋敷へと戻り始める。
じたばた暴れるも離す気配はなく すでにムカムカしていたのにもっと腹が立ってきた。
屋敷に戻ったところで専属になるわけでもあるまいし、待つのは毒入りの昼食だ。
｢ええい降ろせ、殺すぞ貴様ぁ！！我に掛かれば簡単なことぞ無礼者！｣
｢いくらでも仰ってください まずは旦那様に打診すべきでしょう｣
｢何をだ、家出をか？許しが貰えるはずもなかろうに貴様は馬鹿か｣
｢専属云々は私の一存で決められないのです。何より脆弱な執事などお嬢様には不要でしょう？｣
ゴトー様の方がよほど優秀でございます、とハクオウ。
そうじゃないと込み上げた怒りにさらに暴れた。
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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年7月10日 21時
