検索窓
今日:6 hit、昨日:36 hit、合計:2,440 hit

9 ページ11

他の執事よりも兄弟といる時間が長いからか、まるで兄や姉のように慕われていた。


以前は脆弱ゆえほとんど執事邸での業務だったのだが、幼い頃のイルミが珍しく駄々を捏ねて世話係へ。やがて兄弟専属の執事となった。


“おれ こいつじゃなきゃヤダ”と言われたのが懐かしい。懐かれる理由は分からないままだが。


「本日の茶菓子はスコーンにございます。紅茶はダージリンのストレートを入れさせていただきました」


「毎日組み合わせが異なるようだが、何か違うのか?」


「相性でございます。菓子によって相性の良い紅茶は異なり、逆もまた然り」


「ふむ やはり貴様ほど出来た執事はおらぬわ。ゆえに我の専属に…」


「私はご兄弟皆様方の専属ですから

では失礼致します」


そう言ってハクオウはキルアの部屋に急いだ。ゲームを1度だけでいいから一緒にやれと言われているのだ。


友達にはなれないが、執事として従うことはいくらでも出来る。


自分は兄弟専属執事だ。従わずしてなにが従者か。


「あ、ハクオウみっけ」


「イルミ様 申し訳ございませんが先約がありますので」


「やだ」


「やだではありません」

10→←8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:H×H
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。