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かつて卵やヒナの為に用意されていた巣材は未だふかふかで、八咫烏の姿ともなればかなりの寝心地である。収まりのいい場所はすぐ見つかった。


そう遠くない場所でヒヒたちが立てる物音が聞こえる。が、まさか鳥の巣にいるとは思いもしないのだろう。


寝る場所は見つけたが鳥の姿になる場所は毎日変えねばなるまい。うっかり後を着けられてしまえば巣に手を突っ込まれてしまう。


｢あと2週間か……｣


ボス猿を片してしまえば期間は早まるだろうか、と眠たい頭で考える。美味しい食事が食べたいし、やっぱりベッドで眠りたい。

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作者名：クヴァール x他1人 | 作者ホームページ：なし  
作成日時：2023年11月24日 1時

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